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天災は忘れる間もなくやってくる−23区の地盤が悪い街ランキング

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★ 昨日も仕事の最中に地震が来ました。しかし、最近は地震の揺れが来ることが多く、また、この夏は様々な災害のオンパレードだったことから、もはや震度3程度の揺れでは誰もピクリともしなくなりました。「地震だ」と口にすることすらめんどくさいこの状況は、やはり異常なのでしょう。

 「〇〇君(私のこと)、もうすぐ大地震が来るから気を付けた方がいいよ」

 ある先輩からそんなことを言われたのは、北海道大地震の3、4日前のことでした。その先輩は、地震予知のNPOの会員になっていて、プレートの動きで地震が来るかどうかを判断しているのですが、その時点でプレートの動きが通常と逆になっており、ということは必ずそれを戻す大きな力が働き、その動きが大地震になる、と判断したとのことでした。

 「はあ、そうなんですか」

と答えるしかなかった私ですが、9月7日の朝5時にふと目が覚め、枕元のスマホを眺めて「北海道震度6強」という文字を見て驚愕したのでした。

 首都圏に住む私たちは、あまりに普段の小さな地震に慣れすぎて
「地震不感症」になっているのかもしれません。しかし、大地震は冷酷に人々の生命・身体・財産を損なっていきます。身の安全がもちろん第一ですが、不動産という財産も大きく損なわれるリスクがあります。場所によっては数千万円はかけて手に入れた土地・建物が一瞬にして灰燼に帰すおそれもあるのです。

 9月18日付東洋オンラインは、「首都圏で地盤が不安な地域は一体どこなのか」と題した記事を掲載していますが、その中で
「東京都地盤ランキング」を掲載しています。下記ランキングは、このうち23区ランキングを地盤の悪い方から並べてみたものです。

1 江東区   2 中央区  3 墨田区   4 荒川区
5 江戸川区  6 台東区  7 足立区   8 葛飾区
9 大田区   10 北区   11 千代田区  12 港区
13 品川区   14 文京区  15 目黒区   16 渋谷区
17 板橋区   18 新宿区  19 中野区   20 世田谷区
21 豊島区   22 杉並区  23 練馬区


 驚いたのは23区の地盤の弱さで、市部も含めたランキングでも、ワースト1位の江東区から13位の品川区まで、東京都市部は1市も入っていません。また、23区ベスト1位の練馬区より地盤の良い市は、良い順から、国分寺市、小平市、小金井市、立川市、武蔵野市、西東京市、清瀬市、武蔵村山市、東久留米市、羽村市、東大和市、東村山市、国立市の13市もあります。

 上記ランキングを見れば、一般に、
城東・城南が地盤が弱く、城西・城北が地盤が良い傾向があります。しかし、住宅地としての人気は、城東・城南が城西・城北を上回っているのも確かです。生活を考えれば、海や川に近い低地が丘陵地より利便がよく、したがって人が集まりやすいのも事実でしょう。

 今回の北海道大地震では、震源地から離れた
札幌市清田区の広い範囲で液状化現象が起き、整った住宅街の家々が軒並み大きく傾いて、使い物にならなくなっている光景が連日テレビに映し出されました。あの光景が、元々低地で地盤が弱い23区では起きないと、どうして言えるでしょうか

 「天災は忘れた頃にやってくる」と言われますが、最近は、「天災は忘れる間もなくやってくる」という状態です。災害には慣れても、日頃の備えなくしては全く意味をなさないことを肝に銘じるべきでしょう。

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| 地震・防災 | 20:50 | comments(2) | trackbacks(0) |