スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています



| - | | - | - |
JR、東武、小田急が〇、西武、東急が×ー通勤電車の快適度ランキング

JUGEMテーマ:マンション


★ 週刊東洋経済2月16日号は、「最強の通勤電車」というタイトルで、東京圏主要32路線のうち混雑や遅延が少なく、利便性の高い路線をランキング形式で紹介しています。これによれば、総合ランキングは、次の通りです。

1 小田急小田原線  2 東武伊勢崎線  3 京急本線   3 京成本線
3 JR常磐線快速   6 東武東上線  7 京成押上線  7 JR東海道線
9 京王線      9 JR中央線快速  9 東急田園都市線


 これは、混雑率、混雑率改善度、運行本数、輸送力、朝ラッシュ時の速度、遅延発生日数、朝の通勤ライナーの7要素をランキングし、これを順位により点数化して和したものです。

 1位は小田急小田原線となりました。約30年かけた複々線化が完了し、昨年3月のダイヤ改正後、運行本数が増加、混雑率が大きく改善しています。特急ロマンスカーを活用した通勤ライナーの本数も多くなっています。個別項目では、混雑率改善度、輸送力がトップで、遅延発生日数がやや弱くなっています。

 2位は東武伊勢崎線で、北千住―北越谷間が複々線で、運行本数首位です。朝ラッシュの速度も比較的高く、遅延発生日数も少なくなっています。

 3位は京急本線、京成本線、JR常磐線快速が同点で並んでいます。京急補選は突出した指標はないものの、順位の悪い指標がなく、バランスよく加点されています。京成本線は輸送力は変わっていないのですが、成田スカイアクセス線の影響か利用客が減少傾向で、結果的に混雑率の低さで2位になっています。JR常磐線快速は、朝ラッシュ時の速度が2位で、時速130キロの高速運行が可能な列車を多数投入していることも奏功しています。

 ランキング最下位はJR横須賀線です。朝ラッシュ時の速度と通勤ライナーの本数は3位ですが、混雑率196%はワースト3位です。「武蔵小杉」駅から都心に向かう利用者が急増し、輸送力が追い付いていません。同じ線路をJR湘南新宿ラインが使っているため、運行本数も少なくなっています。

 なお、各指標のトップ5は、以下の通りです。


混雑率  1 JR中央線各駅停車  2 京成本線  3 都営浅草線
混雑率改善度  1 JR山手線  2 小田急小田原線  3 JR京浜東北線
運行本数  1 東武伊勢崎線  2 小田急小田原線  3 東京メトロ丸ノ内線
輸送力  1 小田急小田原線  2 東武伊勢崎線  3 JR中央線快速
朝ラッシュ時の速度  1 JR東海道線  2 JR常磐線快速  3 JR横須賀線
遅延発生日数  1 東武東上線  2 京王井の頭線  3 東武伊勢崎線
朝の通勤ライナー  1 JR東海道線  2 小田急小田原線  3 東武伊勢崎線


 このように各指標を並べて思うのは、JR、東武線、小田急線の路線が上位に目立つということです。一方、東京メトロ、都営地下鉄、京成線、京王線は上位に乏しく、西武線、東急線に至っては上位は皆無です。

 さて、私が日常使っているのは
東急東横線なのですが、7指標のランキングはいずれも下位にとどまっています。その中で最も高いのが朝ラッシュ時の速度15位で、これは通勤特急がその2本前の各駅停車を祐天寺で無慈悲にとどめおく運行を2〜3年前に始めたためでしょうか。最も悪いのが混雑率22位(168%)で、30位のJR横須賀線(196%)ほどではないにしても、小杉タワマン乱立が招いた負の側面でしょう。

 JR横須賀線が武蔵小杉に止まるようになってしばらくは、混雑はJR横須賀線側であって、東急東横線は余裕があった(会社によっては通勤定期の割引の大きいJR線限定にしているとも)のですが、
最近は東急東横線の混雑率が確実に悪化しています。

 東京メトロ副都心線とつながることによる電車遅延は今は目立たなくなったものの、毎日体がいじめられながら通勤しています。今度は
「最強の痛勤電車」の特集を期待したいものです。

『分譲マンション・アップデート』へ
 


| ノウハウ・経験談 | 19:38 | comments(0) | trackbacks(0) |