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山手町ハイム(中古)−歴史と異国情緒ある横浜山手の森の中の秘密基地
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★ JR根岸線「石川町」駅より徒歩7分、みなとみらい線「元町・中華街」駅より徒歩11分の場所に立地する平成11年築・住友商事旧分譲・住友建設施工・地上3階地下1階建・総戸数20戸の『山手町ハイム』です。

 アドレスは横浜市中区山手町です。山手町は、横浜を代表する商店街の1つである元町の南側の高台で、高級住宅街、観光地として有名で都市景観100選に選定されています。山手町は横浜の開港後、外国人居留地とされた区域で、「山手」という呼称は、先に設置された関内の居留地に対して南の高台上に設けられたことに由来します。

 山手の高台は1867年(慶応3年)に居留地とされ、
外国人居留民の住宅やキリスト教系の学校などが建てられました。1899年(明治32年)7月17日の条約改正により外国人居留地が廃止され、7月24日に26か町の区域に山手町が設置されました。1923年(大正12年)の関東大震災では大きな被害を受け、以後この区域に住む外国人居留民は激減しましたが、異国情緒あふれる景観から現在でも人気の観光地です。

 山手は、
港の見える丘公園から延びる道がデートスポットとしても有名で、私も大学1年生で地方から出てきてすぐの頃にした初めてのデートが山手町の散策でした。29年前のちょうど今頃の時期でしたが、私が現地を訪れたこの週末も大勢のカップルが仲睦まじく歩いており、しかもほとんどのカップルが手をつないでいました。その初々しさに私も懐かしく当時のことを思い出していました。

 さて、「石川町」駅から本マンションまでは、
表記としては徒歩7分の道のりです。同駅からいったん西に歩き、吉浜町交差点を左折、石川町2丁目交差点を過ぎてほどなく、左手に山登りのような長い階段が出てきます。この階段をえっちらおっちら登ると、登りつめたところで観光客もよく歩く道を左に曲がり、中央大横浜山手校のところで右折して道を下れば本マンションです。この道のりをどう考えても徒歩7分で到着するのは無理だと思われます。

 しかし、帰ってきてあらためて地図を見ると、
「石川町」駅の東側から登るルートがあるようで、その方が距離的には短いようです。いずれにしても、これらの坂の上り下りも慣れれば平気なのでしょうが、この辺りにお住まいの方々は、駅に行く時はご家族などに車の送迎をしてもらっているのかもしれません。 

 本マンションについては、正直に申し上げれば、現地を見るまで
「なぜこんなに1億円近くの販売価格なんだろう」と思っていました。確かに山手町アドレスはステイタスですが、築10年以上が経過していますし、マンション名もそれほど人目をひくものでもありません。

 しかし、
現地を一目見て、疑問は氷解しました。横浜という大都会にありながら、本マンションの立地は山手の中でも深い自然の緑の中に佇む品格ある重厚かつ典雅なマンションだったからです。

 南側斜面から下は、
深い木立に囲まれた広大な山手公園(日本テニス発祥の碑があります)があり、本マンションは、フェリス女学院大学を東側向かいとしつつ、山手公園に向かって傾斜する斜面を利用して建てられています。したがって、上層階は見晴らしがよく、低層階は森に囲まれ、まるで森の中に埋め込まれたような秘密基地のような高級マンションとなっています。

 一方、若干気がかりなのは、
近年、横浜市が斜面地開発の規制を行っていることで、本マンションが建て替えの時期に同様な形で建築できるのかどうか、という点です。もし既存不適格で再建不可となれば、資産価値にも影響してきかねませんので、この点、確認が必要かと思われます(しかし、横浜市は元々丘の町ですから、同様な斜面地に建つマンションが多く、これが一律再建不可となれば影響は大きいと思いますが)。

 周辺の深い緑と併せて、
敷地内にも35本の既存樹が保存され、かつ、新たに多種多様な植栽が施されました。配棟は3階建のグリーンテラスと4階建のビューテラスの2棟構成で、南側傾斜を活かして全戸が南向き、各住戸は独立性とゆとりを持たせた居住空間となっています。

 対象住戸は、
4階建て建物(地上3階地下1階建)の最上階に所在する専有面積100.94屬3LDKです。最上階に位置する上、南・西・北の3面開放かつ南北の両面バルコニーで、日照・眺望・通風良好です。また、4階部分にエントランスがあるため、玄関までフラットなアプローチとなっています。

 センターインの玄関で、PP(パブリック・プライベート)分離が明確、LDは各部屋から独立した19.0帖の広さです。キッチンはU字型のシステムキッチンが設置され4.3帖、洋室は6.4帖と6.2帖の2室に9.2帖の主寝室があります。水回りは玄関からの突き当たりにあり、収納はウォークインクローゼット・各部屋収納のほか、1階には無償のトランクルームがあります。

 販売価格は9,000万円、坪単価295万円です。本マンションは取引事例が少ないのですが、2010年に同タイプの3階住戸が、同じ専有面積で9,980万円で売りに出されたことがありました。対象住戸はその1階上の住戸ですので、3階住戸売り出しから2年は経過していますが、相対的にはリーズナブルな価格設定ということができます。

 なお、現在、同じく
4階所在で間取り2LDK・専有面積77.25屬僚燦佑6,880万円で売りに出されており、こちらも坪単価294万円と同様の価格水準となっています。

 本マンションの
良さの一つはすぐれた設計にあり、エントランスからの回廊は、樹木の中に水平に浮かぶブリッジへと続き、そこから専用部分へと導かれるのですが、面白いのは、路上からも回廊からブリッジへと歩く居住者の方々の姿が見えることです。

 小鳥のさえずりの中、黒塗りのタクシーから降りたご婦人がゴルフバッグとともに回廊からブリッジ、そしてその奥へと消えていく様がまるで映画のワンシーンのような優雅さで、私は思わずみとれてしまいました。

本マンションの正面エントランスから続くブリッジです。逆転の発想で、外部へオープンとなった共用部が本マンションの魅力を放っています(以下サムネイルをクリックしてご覧ください)。



本マンション東側の山手公園に至る道です。奥深い山道のような緑の濃さが印象的です。写真右手が山手公園、左手がフェリス女学院大学です。



同じ場所から本マンションを写したものです。写真左手から奥が本マンションで、森の中に埋もれたうような静謐な空間です。



本マンションの東側道路です。写真左手が本マンションです。緑陰が濃く、体感温度はかなり違って涼やかでした。



本マンションの北側道路です。北側にはごみ置場があります。この細い道を西に行くと、横浜三育幼稚園があります。



本マンション北側の上空部です。第一種低層住居専用地域で大きな空が広がります。駐車場は、本マンションの屋上部にあります。




 種別:中古マンション
 名称:山手町ハイム
 価格:9,000万円 (税込)
 所在:横浜市中区山手町
 交通:「石川町」駅徒歩7分
 面積:専有 100.94

詳細はこちら(ノムコムより)
山手町ハイム

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| 中古マンション 横浜市中区 | 21:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
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