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マンションは終の棲家に−増える60歳以上のマンション世帯主
JUGEMテーマ:マンション

★ 4月24日付J-CASTニュースによれば、国土交通省が2014年4月23日に発表した2013年度分譲マンション総合調査によると、世帯主の50.1%は60歳以上で、前回の2008年度調査から10.7ポイント上昇しました。現在のマンションに「永住するつもりだ」との回答も52.4%に上りました。

 調査は昨年12月、3,643の管理組合と7,484の区分所有者を対象に実施し、2,324の組合、4,896の所有者が回答しました。

 以上、短いですが、J-CASTニュースの記事の概要です。
マンションというとどことなく若い人が住み、年配の方は戸建てに住む、というイメージがありましたが、実際にはマンションは年配の方の住まいへと性格を変化させてきているようです。

 考えてみれば、
分譲マンションの販売の現場では30歳代、40歳代の方々が主流にみえますが、その方々が長く住み続けることを考えれば、20年後、30年後には60歳代に到達してもおかしくないわけです。マンション販売が活況を呈していた不動産バブルの頃に購入した方々が今その年代に達しているわけで、これからマンション世帯主の高齢化は、一層進展するものと予想されます。

 この記事は、4月23日に国土交通省から発表された『平成25年度マンション総合調査』に基づいていますので、当該調査の内容を紹介してみたいと思います。

 さて、
平成25年度における世帯主の年齢ですが、ランキングに示すと以下のようになります。

1 60歳代 31.1%  2 50歳代 22.8%  3 40歳代  18.9%
3 70歳代 18.9%  5 30歳代  7.6%  6 30歳未満 0.3%


 これが、平成11年度における世帯主の年齢では、次のようなランキングでした。

1 40歳代 27.9%  2 50歳代 25.1%  3 30歳代  19.2%
4 60歳代 18.4%  5 70歳代  7.3%  6 30歳未満 1.6%


 平成11年と言うと、私がマンションを本格的に探し始める2年前ですが、このときには30歳代、40歳代の世帯主が半数近くを占めており、まだまだ「若い人が住むのがマンション」というイメージがあてはまる時代でした。しかし、平成25年調査では特に30歳代の構成割合が平成11年の4割程度に激減しており、今や平成11年の70歳代世帯主割合と同じくらいに少なくなりました。

 そして、
平成11年にはマンション世帯主層のトップだった40歳代が現在では70歳代と同順位となりました。次回調査では、40歳代が70歳代に抜かれるのは確実で、50歳代ですら70歳代の後塵を拝することになるかもしれません。

 ちなみに、
平成25年構成割合の平成11年構成割合に対する増加率のランキングは、次の通りです。

1 70歳代  158.9%  2 60歳代  69.0%  3 50歳代  ▲ 9.2%
4 40歳代 ▲32.3%  5 30歳代 ▲60.4%  6 30歳未満 ▲81.3%


 このように、高齢世代ほど増加率が大きく、若年世代ほど減少率が大きいという、ある意味きれいな結果となりました。しかし、勢いを増しているのが60歳代と70歳代だけという、冷静に見ればいびつな様相でもあります。

 こころみに、上記の数値から、平成25年の平成11年それぞれの
世帯主平均年齢を推計してみると、平成25年は58.1歳、平成11年は50.9歳でした。平成25年のこの数値は、同じく平成25年の全国の総世帯の世帯主平均年齢58.0歳(総務省調べ)とほぼ変わらない数値です。

 言いかえれば、
日本における急速な高齢化とマンション居住者層の高齢化は同一レベルで進行しており、マンションにおける高齢化対策も急務だということです。殊にマンションは、その構造上、お年寄りがより孤立化しやすく、しかも行政や地域の人々がその実態を把握しにくい特質を有しています。

 国土交通省の本調査では、マンション居住者の永住意識も調査していますが、上記記事の通り、
「永住するつもりである」と答えた区分所有者は、平成11年の39.0%から平成25年には52.4%へと半数を超えるようになり、「永住派」が多数となりました。ちなみに、昭和55年の永住意向割合は21.7%でしたので、その頃と比べれば2.5倍近く永住意向者が増えていることになります。

 「若い頃は狭い共同住宅で我慢し、いつかは郊外に広い庭付き一戸建てを購入し、余生は伸び伸びと暮らす」という日本人の従来の住宅観は完全に過去のものとなりました。しかし、私達の意識は、実態が急速に変化していることについていけず、自分が住んでいるマンションの居住者の高齢化が日々進行していることに鈍感であり続けている気がします。

 マンションという
「プライベートな共同住宅」が、相互扶助に向かうのか、これからもバラバラなのか、今がその岐路に立っている、ということなのでしょう。

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