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ザ・パークハウス 西新宿タワー60(新築)−四半世紀の思いを込めた超高層物件
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★ 東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅より徒歩9分、都営大江戸線「都庁前」駅より徒歩8分、同線「西新宿五丁目」駅より徒歩7分の場所に立地する三菱地所レジデンス&相鉄不動産&丸紅分譲・フジタ施工・地上60階地下2階建・総戸数976戸(事業協力者住戸含む)の『(仮称)西新宿HOMETOWN プロジェクト』です。

 アドレスは新宿区西新宿5丁目です。西新宿の範囲は「新宿」駅の西口から渋谷区と中野区の区境付近までで、日本でも屈指のターミナル駅である「新宿」駅の西側一帯の地域です。繁華街のほか新宿新都心(副都心)と呼ばれる超高層ビル街があり、この超高層ビル群は日本最大級のオフィス街を形成していますが、周辺には再開発されていない古くからの住宅街も存在します。

 西新宿の名の由来は、
新宿地区の西に位置することからですが、この名称になったのは1970年(昭和45年)の住居表示が実施されてからで、それ以前は西新宿1〜6丁目はおおむね角筈(つのはず)と、西新宿7・8丁目柏木(かしわぎ)1丁目と呼ばれていました。

 内藤新宿の宿場からもやや離れた当地は農村が主体でしたが、1885年(明治17年)に「新宿」駅が開業、1889年(明治22年)には、品川線(現:山手線)甲武鉄道(現:中央本線)のターミナル駅となり、街の発展の礎となりました。このころから地方から東京への移住者が近辺に住み始め、これに拍車をかけたのが1923年(大正12年)の関東大震災で、東京の市内で震災で住居を失った人たちが、広い山の手郊外に土地を求め、西新宿一帯は山の手の代表的な住宅地となりました。

 戦後まもなく
復興の一環として新宿副都心計画が策定され、それは駅近くにあった淀橋浄水場を移転させ、空いた広大な敷地に高層ビル群などを建設し、一大商業エリアにするものでした。1971年(昭和46年)の京王プラザホテルの建設を皮切りに200m超の高層ビル群が、1960年代を境に「新宿」駅周辺の私鉄系のデパート(小田急百貨店・京王百貨店)が建設され、1991年(平成3年)に東京都庁舎が新宿高層ビル群の一角に移転開庁し、ほぼ現在見られる街の姿となりました。

 一方で、
駅から離れた地域では、依然として昔からの住居が多く、昭和時代の東京の住宅街の面影を残していますが、近年その老朽化や密集度合が、大地震や火災の際の防災対策の面からも問題になっています。

 本マンションの立地する
西新宿5丁目は、以前は淀橋と呼ばれたエリアで、中野区との区境を構成し、神田川が東端を流れる低地帯で、昔からの住宅が多い地域です。西新宿の周囲の目覚ましい再開発から取り残される形で、しかしそれはそれで「けやき橋商店会」を中心に、昭和の時代にタイムスリップしたような懐かしい異空間を形成していました。

 このエリアも、
平成4年には「けやき橋地区街づくり有志会」が発足、平成9年には「西新宿五丁目中央地区市街地再開発準備組合」が設立され、再開発の計画の端緒からは20年以上の月日が流れています。したがって、店舗や家並を新しくするわけにもいかず、ますますレトロ色を濃くしていったのでしょう。

 平成18年には特定業務代行者としてフジタ・藤和不動産・三菱地所グループが選ばれ、平成20年・21年には開発着手の予定でした。しかしながら、そこでリーマンショックが勃発し、おそらく再開発は延期を余儀なくされ、マンション販売が活況となった今ようやく、着工の運びとなったものと思われます。本マンションの竣工は平成29年で、最初の有志会の結成から四半世紀が経過、当初の苦渋の決断から「待ちわびた春」となりました。

 本マンションの仮称が
『西新宿HOMETOWN プロジェクト』となっているのは、このような今までの経緯を大事にしているからでしょう。戦前からこの地に移り住んできた人たちのHOMETOWN(ふるさと)の精神を受け継ぎ、これからの時代にふさわしい新しいHOMETOWNを作っていく、という決意です。

 そのシルエットは
西新宿の新都心らしいスカイスクレイパーで、地上60階建は、首都圏で言えば『パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー』の地上59階建を抜いて日本最高階数となります。公式HPには、「目指したのは世界が息をのむ風景とこころ通う生活が馴染む街」とありますが、ここから見る西新宿の高層ビル街の眺望「世界が息をのむ風景」なのでしょう。いわば「カッコよさ」と「ジモト感」の双方を追求するコンセプトです。

 そして、さらに注目を浴びているのが、
東京都が本プロジェクトを木造密集地域(木密)の解消のモデルケースと位置付けている点です。本エリアは都が燃えにくい街づくりに取り組む「不燃化特区」地域にあり、防災拠点機能が期待されています。面積7,530.65平米の敷地内には多くの緑や広場を配置しますが、本マンションには防災倉庫も備えており、震災時には帰宅困難者を支援する防災拠点になるとのことです。

 なお、ごく近くに
大型スーパーなどの日常商業施設が少ないとの声がありますが、官民協力の大規模再開発だけに、地域として今後の店舗誘致もあり得ると考えます。総戸数976戸の中には従来の地権者である事業協力者住戸を含みますが、その戸数はまだ調整中のようです。

 間取りは1ROOM〜3LDK、専有面積33.90平米〜156.99平米と幅広く、販売価格の発表はまだまだこれからです。販売価格については、ベテラン記者の予想では坪単価310万円〜330万円との推測がなされていましたが、駅からやや距離があるとはいえ、一流デベロッパーによる日本最高階数を誇る話題の大規模再開発であるだけに、その価格水準であればかなり人気は沸騰することと思われます。

 土地の仕入れは平成18年当時ですから、『新宿区の平均地価』の推移をみると、新宿区では平成19年に地価が跳ね上がる直前です。東京都も力を入れている再開発だけに、ぜひ価格面でもリーズナブルであってほしいものです。ちなみに、標準相場をごくおおまかに試算すると、321万円[都庁前坪単価]×1.000[駅距離補正]×1.021[地価上昇補正]=坪単価328万円となりました。

 モデルルームは本年10月に事前案内会、販売開始は12月上旬を予定しています。完成は、上記でご紹介したように、3年後の平成29年7月下旬、入居は同年10月下旬の予定です。地元の方々の四半世紀の思いを結実させるハートフルなタワーマンションになってほしいと思います。

★ 『(仮称)西新宿HOMETOWN プロジェクト』とされていた本物件は、正式名称が『ザ・パークハウス 西新宿タワー60』となりました(平成26年9月21日確認)。

公式ホームページ ⇒(仮称)西新宿HOMETOWN プロジェクト

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| 新築マンション 新宿区 | 21:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
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