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簡単に氾濫する東京の河川−地下住戸・半地下住戸は大丈夫なのか
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★ 本日17時53分配信のFNNニュースによれば、台風18号の大雨で、東京・世田谷区の多摩川の水位がかなり上昇しています。午後4時58分現在、雨は多摩川でも激しく降っていて、多摩川の水位はかなり上がり、濁流が流れています。また、その影響で、普段は中州までつながっている兵庫橋が冠水してしまったため、現在は通行止めになっています。

 近所の人によると、このエリアは、花火大会や朝の散歩などで、
多くの人が利用する場所だということですが、「ここまで浸水したのは、かなり久しぶりだ」と不安そうに話していました。また、区の職員によると、ごみなどが橋に引っかかり、橋ごと流されてしまうことを防ぐために、9日夜、橋の欄干を一度撤去して、水が引いてから再び設置するとのことです。

 しかし、復旧のめどは、雨の状況により水はけの具合が変わるため、現在もたっておらず、引き続き、
川の増水などに警戒が必要な状態が続いています。

 以上がFNNニュースの概要です。また、テレ朝ニュースでは、
善福寺川の様子につき、次のようにレポートしています。

「9日午後は雷も鳴って、大雨が降っています。
JR「荻窪」駅から南に車で5分ほどの所にある東京・杉並区善福寺川中流の辺りにある松見橋にいます。つい先ほどまでは、虹も出ていました。雨がやんで青空も見えていたほどでしたが、午後5時くらいから、また雨脚が強まってきて、今、かっぱに打ち付ける音で自分の声も聞こえないような状況です。

 川沿いは低い土地になっていて、雨がたまりやすい土地です。川の警戒水位は2.9m。9日朝は川底が見えるくらいでしたが、午後3時くらいから一気に川が増水し、午後4時には3mを記録しました。警戒水位を超えて川の増水を知らせる放送もありました。

 10年前には川が氾濫し、床上浸水など多くの被害も出たということもあって、近隣の住民は敏感になって、川の様子を心配して見にくる姿も見られました。また雨が強まっているように思えます。大気の状態は非常に不安定になっています。この後も一気に川が増水するような雨の降り方になる恐れもありますから、皆さん、十分にご注意下さい。」

 以上がテレ朝ニュースのレポートです。現状では、
多摩川と善福寺川で警戒が必要な状況になっているようです。確かに本日は強い雨が朝から断続的に降り続いていますが、一日で(もちろん最近雨が多かったのですが)すぐにこのような事態となる脆弱さに驚いています。

 冠水している
兵庫橋は、「二子玉川」駅方向と兵庫島公園を結ぶ橋で、私も渡ったことがありますが、確かに橋げたが短く、容易に水で溢れるだろうなあとは思います。これくらいならまだ大丈夫でしょうが、もし堤防が決壊したら、堤防近くまで迫っているマンションや戸建て群はひとたまりもないことでしょう。

 一方、善福寺川で警戒水域を超えた
松見橋界隈は、「荻窪」駅から南へ10分程度歩いた場所に立地します。この橋付近で川が蛇行し、川幅が狭くなっている関係で水が溢れやすいのだと思われます。そうだとすれば、川の氾濫には人災的な面もあるのではないかと思ってしまいます。

 実は、
23区ではこれ以外にも、目黒川、神田川、渋谷川、妙正寺川、石神井川などが2年前の9月の豪雨のときにも大雨で川が溢れそうになりました。海抜ゼロメートル地帯と言われるのは江戸川、荒川、隅田川周辺なのですが、これらの川が大河で河川敷が広いだけに、逆に豪雨時の河川の氾濫は起きにくいのかもしれません。むしろ、川幅の狭い上記の河川が、大雨が降るたびに緊張感が漂います。

 特に気をつけたいのが、言うまでもなく地下住戸、半地下住戸です。東京都下水道局は、文書で、『半地下家屋などでは浸水被害に十分なご注意を!』と呼びかけています。

 具体的には、半地下家屋、地下室では、
次の3点でリスクがあります。

1.道路面から家屋に雨水が流れ込みやすく、浸水するおそれ
2.流れ込んだ水圧によりドアが開きにくくなり危険


 これらの対策としては、

 /賛紊里それがあるときは、半地下部などへは入らない
◆/賛緞瓢澆里燭瓩療擇里Α⊃紊里Α∋濘緘弔覆匹鮟猗する


ということです。しかし、マンション半地下住戸で土のう等を準備することなど、想像ができません浸水被害のおそれがあるときは、半地下住戸、地下住戸を見捨てて逃げるしかなさそうです。

3.トイレや浴室などに下水が逆流するおそれ

 この対策としては、

・ 汚水用排水ポンプ槽などを設置し、下水が逆流しない構造にする

とありますが、通常のマンションがこのような措置を施しているとは思えません。水が引いて帰宅してみると、とんでもない事態が待ち受けていた、ともなりかねません。

 デベロッパーも地下住戸・半地下住戸の危険性を十分認識し、ハザードマップで危険なエリアでは地下又は半地下住戸を設定していないと信じていますが、最近の浸水被害では、従来危険個所とされていなかったエリアで河川の氾濫があったことも報告されており、予断を許しません地下住戸・半地下住戸をご検討の方は、その土地が十分に安全なのか、念には念を入れて調べた方が良さそうです。

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| 地震・防災 | 20:39 | comments(2) | trackbacks(0) |
Comment
coralislandさん、こんばんわ。
今回の豪雨は水害リスクを再認識させるものでしたね。
最近は特にマンション価格高騰を受けて地下住戸、半地下物件が増えているように思います。
昨年は引き渡し前に大雨と雹で水道が逆流する被害がでたマンションもあったようで、マンション全体の価値から考えても、地下、半地下き否かを問わず人ごとではないなと思います。
川が近くにあるかどうかや、ハザードマップは、物件購入時に確認必須ですね。
| たいち | 2015/09/11 9:01 PM |
たいちさん、こんばんは!
コメントどうもありがとうございます。

今回の水害は想像を超えるものでした。
あんなにもあっけなく堤防は決壊するものかと思うと、背筋が凍る思いでした。

地下住戸や半地下住戸は、行政が作らせない!と確固たる判断を示すべきだと思います。
安全と引き換えに価格を安くすることは、やってはならないビジネスではないか、とも思っています。

私達も自衛と自覚が必要で、これからますます、自己決定・自己責任の世界になっていくのではないか、と思います。

今後ともどうかよろしくお願いいたします。
| coralisland | 2015/09/11 11:36 PM |
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