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エレベーター停止、再び−タワー高層階の恐怖と不便
JUGEMテーマ:マンション

★ 首都圏にお住まいの方なら皆ご経験されたことと思いますが、私の住んでいるマンションでも本日早朝、地震を感じました。初めに「ずどどどど」という地鳴りがして、「ん?くるな」と思ったときに、「どすん」と衝撃、そしてその後に「ずだだだだだ」と引きずるような余韻の揺れが続きました。

 朝方で皆寝ぼけた頭だったので、「きゃー」と騒いだ人は少なかったことでしょう。私も、「この『ん?くるな』という感覚は、幽霊を知覚したときに似ているものかな?」間抜けなことを考えていました。しかし、私の寝ているところは、梁の出っ張りで座ることもできない二段ベッドの2階ですので、もし梁が落ちてきたらあまり考える間もなくあの世に行ける場所で、まあ危険と言えば危険な状況でした。

 で、
「何だ、まだ朝が早いではないか」と、アラームセットを間違った感覚で、ほとんどの方が二度寝をしたのだと思いますが、私が次に起きた朝8時、仕事に行こうとしていた妻は、「あ、高層階のエレベーター、止まってるって。低層階は大丈夫だけど」と言い残して、出て行きました。

 「なぬ?」私は意外に感じました。確かに揺れは感じましたし、震度4の表示でしたから、小さい地震でもなかったのですが、この程度でエレベーターは止まるのか、と思ったからです。しかも、居住者の利便性を考えれば、低層階が止まるのならまだしも、階段利用がよりしにくい高層階用エレベーターが止まった、というのです。

 そして、この
高層階用エレベーターの停止は、思ったより長く、昼過ぎまで続きました。業者を呼んでいるものの、おそらく同じような事情で、業者もてんてこ舞いなのでしょう。午後1時過ぎに私がエレベーターを利用したところ、なかなか来ない上に、扉が開くと、今まで見たこともなかったような大勢の居住者が1台のエレベーター内にすし詰めでした。高層階の方々が低層階用エレベーターの最上階まで階段を下りて乗ってきているからだと思いますが、行きはよくても帰りは…と思うと、ご苦労が偲ばれました。

 いつも思うことですが、こと
災害に関しては、タワー高層階は多くの点でタワー低層階より不利です。今回の揺れについても、タワーマンションは建物の構造上、高層階が大きく揺れることで地震の衝撃を和らげる仕組みになっていることから、エレベーターにより負荷がかかるのは高層階で、その影響が今回も出た、ということでしょう。何かあった時に逃げられない、又は逃げるのに時間がかかるのも高層階となります。

 しかし、
タワーマンションの中で人気があり、価格が高いのは高層階です。眺望の抜け感やステイタス感が得られることなどが主たる理由で、かつ、そのために価格が維持ないし上昇しやすく、売却益が出やすい上に相続対策では低い評価ですむという、平時であればメリットが大きいのは明らかに高層階だからです。

 一方、
災害時においては、低層階と高層階では全く逆の評価となるわけです。昔の人なら「命あっての物種」という諺を事あるごとにかみしめて用心して暮らしたのでしょうが、利便性重視の今では「物種あっての命」となりかねない風潮です。9月は災害の多い月ですが、2〜3日前の豪雨といい、本日の地震といい、いろいろ考えさせられる昨今です。

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| 地震・防災 | 21:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
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