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23区の不動産価格の上昇率の低下が顕著に−人気トップの恵比寿に下落地点

JUGEMテーマ:マンション


★ 野村不動産アーバンネットでは四半期ごとに住宅地価格とマンション価格の動向を調査・公表しています。1月13日には、本年1月1日現在について、『2017.1.1時点の首都圏「住宅地価格」と「中古マンション価格」の動向』として公表されましたので、その内容をご紹介します。

 まず、
「住宅地価格」です。四半期比較で「値上がり」を示した地点が20.9%(前回21.5%)、「横ばい」が70.3%(前回69.6%)、「値下がり」が8.9%(前回8.9%)となり、横ばい地点が増加し、値上がり地点が減少しています。エリア別の平均変動率では、東京都区部の上昇率が低下したものの、東京都区部、埼玉、千葉で8四半期連続プラスとなり、、東京都市部、神奈川では2四半期ぶりにプラスに回復しました。

 これを
年間ベースで見ると、「値上がり」を示した地点が44.3%(前回47.5%)、「横ばい」が44.3%(前回44.3%)、「値下がり」が11.4%(前回8.2%)となり、値下がり地点が増加し、値上がり地点が減少しました。エリア別の平均変動率では、6四半期連続で全エリアでプラスとなりました。

 次に、
「中古マンション価格」です。四半期比較で「値上がり」を示した地点が16.3%(前回12.5%)、「横ばい」が70.8%(前回74.2%)、「値下がり」が12.9%(前回13.3%)となり、値上がり地点が増加し、横ばい地点と値下がり地点が減少しています。エリア別の平均変動率では、東京都区部で上昇率が低下したものの、東京都区部、東京都市部、埼玉で8四半期連続プラスとなり、神奈川では2四半期ぶりにプラスとなりましたが、千葉では2四半期連続でマイナスとなりました。

 これを
年間ベースで見ると、「値上がり」を示した地点が37.1%(前回36.7%)、「横ばい」が47.5%(前回50.8%)、「値下がり」が15.4%(前回12.5%)となり、値上がり地点と値下がり地点が増加し、横ばい地点が減少しました。エリア別の平均変動率では、千葉以外が7四半期連続でプラス、千葉が7四半期ぶりにマイナスとなりました。

 住宅地価格変動率の最近の四半期ごとの上昇率の推移は、0.4%、0.3%、0.1%、0.3%のプラス、また中古マンション価格では、0.3%、0.3%。0.1%、0.3%のプラスで、
上昇幅の縮小が止まりました。しかし、東京都区部では住宅地価格が0.8%、0.5%、0.5%、0.2%、中古マンション価格が0.8%、1.2%、0.4%、0.0%と、上昇率の低下が続いています。従来、東京都区部が不動産価格の上昇を牽引してきたのですが、今期で久々に逆転し、むしろ足を引っ張る格好になっています。

 23区の「住宅地価格」でこれまでの年間変動率のベスト10及びマイナスの地点を挙げると、次の通りです。〔〕内は前回順位、()内は最寄駅です。

ベスト10

1[2] 目黒区碑文谷4丁目(都立大学) 10.0%
2[6] 目黒区鷹番1丁目(学芸大学) 9.6%
3[7] 新宿区矢来町(神楽坂) 9.4%
4[−] 台東区池之端4丁目(根津) 8.3%
5[9] 品川区東五反田5丁目(五反田) 7.9%
6[5] 葛飾区新小岩4丁目(新小岩) 6.7%
7[10] 江東区亀戸7丁目(亀戸) 6.3%
8[−] 練馬区大泉学園町4丁目(大泉学園) 6.3%
9[−] 千代田区富士見1丁目(飯田橋) 6.0% 
10[−] 中央区明石町(新富町) 5.3%
 

ワースト6

1[2] 北区滝野川2丁目(王子) ▲3.7%
2[1] 板橋区南常盤台2丁目(ときわ台) ▲3.4%
2[3] 北区赤羽西1丁目(赤羽) ▲3.4%
4[4] 豊島区目白4丁目(目白) ▲2.2%
5[−] 品川区上大崎2丁目(目黒) ▲1.1%
6[−] 港区白金台4丁目(白金台) ▲1.0%


 続いて23区の「中古マンション価格」です。これまでの年間変動率のベスト10及びワースト6の地点を挙げると、次の通りです。[]内は前回順位、()内は最寄駅です。

ベスト10

1[2] 都営三田線「春日」駅 22.2%
2[1] 東急東横線「学芸大学」駅 17.6% 
3[8] JR山手線「高田馬場」駅 15.0%
4[10] 都営三田線「春日」駅 12.9%
5[3] 東急東横線「学芸大学」駅 11.1%
6[4] 都営大江戸線「神楽坂」駅 10.9%
7[−] JR埼京線「北赤羽」駅 10.5%
8[6] 東急東横線「学芸大学」駅 9.4%
9[−] 東急大井町線「尾山台」駅 9.1%
10[7] JR山手線「渋谷」駅 9.1%


ワースト10

1[2] 有楽町線「辰巳」駅 ▲5.7%
2[8] 西武池袋線「練馬」駅 ▲4.0%
3[−] 有楽町線「豊洲」駅 ▲3.5%
4[1] JR山手線「日暮里」駅 ▲3.3%
5[9] ゆりかもめ線「有明テニスの森」駅 ▲3.1%
6[3] JR埼京線「板橋」駅 ▲2.9%
7[4] JR京葉線「越中島」駅 ▲2.6%
8[−] JR山手線「恵比寿」駅 ▲2.4%
9[−] 千代田線「赤坂」駅 ▲1.7%
10[−] 千代田線「赤坂」駅 ▲1.6%


 住宅地価格については、ベスト10の上昇幅が前回は7.6%〜12.7%だったところ今回は5.3%〜10.0%、中古マンション価格については、ベスト10の上昇幅が前回は9.4%〜25.0%だったところ今回は9.1%〜22.2%でした。このように、引き続き上昇幅の縮小傾向が見られるところです。 

 マイナス地点については、住宅地価格では前回の5か所から6か所に、中古マンション価格では12か所から16か所に増加しました。地域別では、前回に引き続き目黒区をはじめとした人気ブランド地の内陸部が強く、湾岸エリアや城東・城北方面が弱くなっています。

 都心でも、
上大崎、白金台、恵比寿、赤坂といった人気ブランド地の住宅地価格及び中古マンション価格の下落が普通に見られ始めました。住宅地価格のベスト10から渋谷区が3地点脱落するなど、今までとは異なる動きもあり、特に東京都区部では先行きの不透明感が強まっています。

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