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マンション入居9年目−喜びより哀しみの多い風景

JUGEMテーマ:マンション


★ もう、というか、まだ、というか、私が今のマンションに入居して8年を経過し、9年目に入りました。購入契約を結んだのは10年以上前で、本ブログでも何べんか触れていますが、地方支社勤務を命ぜられ、当初から家族を元いた小学校区に2年後に返す計画で家族を地方に連れて行き、地方赴任1年目の夏に上京して決めて契約したのが今のマンションでした。

 したがって、マンション入居の際は私は単身赴任のまま上京して家族と引っ越しを行い、その1年半後に東京勤務となってようやく家族と一緒になれました。その1年後にはあの
東日本大震災が発生、その日私は都心から約15キロを歩いて多摩川を渡り、停電で真っ黒な物体と化した我が家を目の当たりにして呆然としたのでした。

 この大震災の教訓があって、
マンション内ではコミュニティ活動が活発になりました。まずは同じ階の住人同士の集まりがあり、次いで上下階の住人との交流があって、「お互い助け合わなきゃね」と盛り上がりました。私達の階では自主的にマンションのパーティールームを借りて食事を兼ねた交流会も行いました。そんなこともあってか、年に1度の防災訓練では私達の階は大変集まりがよく、皆で仲良く消火設備の点検なども行いました。

 しかし、
そんな盛り上がりも、大震災から年数が経過するに連れて徐々になくなっていきました。元々賃借人がほとんどいないと思われた私達の階ですが、売却したのか賃貸に出したのか、よくわからない方々にいつの間にか変わっていたりしました。もちろん挨拶は交わすのですが、それ以上の交流のきっかけがないまま推移し、そんな人間関係の方々が年々増えています。

 そして、少数派となりつつある
分譲以来住み続けている世帯も、年数を経るに連れ、生活が自ずと変わってきました。仕事をリタイア後に購入されたシニアの方々については、徐々に姿を見かけることが少なくなっています。それは、お体の調子が悪いのか、それとも売却又は賃貸に出して既にいらっしゃらないのか、気をもみながらも確たることはわからない状態です。

 ある元気なシニアのご夫婦は、確かに昨年夏まで長年連れ添った老犬を散歩に連れている姿を頻繁にお見かけしたのですが、その老犬が亡くなった後、
お会いした記憶がありません。他のシニアのご夫婦はしばらく小さい子供連れの息子さん夫婦が同居してにぎやかだったのですが、ご主人がお体を悪くされたためか、息子さん夫婦の姿は見えなくなりました。お一人でお住まいのシニアの女性は、先日お見かけした時はめっきり老けこんで見えました。

 変わったのは私達家族も一緒です。購入時は40歳代前半だった私と妻も今や50歳代、小学生だった娘2人は大学生になりました。傍から見れば相当容貌の変化もあるはずです。

 共同で住みながらもプライバシーが重視され、お互いがごく浅いお付き合いでしかないのがマンション生活です。しかし、ご近所を全く知らないならまだ気楽なのですが、少しでも関わりがあると案じることも多くなります。人間は年を取っていく生き物ですから、同じマンションに長く住むと、哀しみを見ることのほうが多くなります。

 これを克服するには、マンションからマンションへと歯切れよく移り住んでいくか、同じマンションでとことん濃密なコミュニティを作り上げて「気をもむ風景」を消していくしかありません。しかし、私達家族を含め多くのマンション購入世帯が
どっちつかずの状態のまま、日々老いながら暮らしているのが現実で、それはそれで一つのライフスタイルなのだろうと最近は思っています。

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| コミュニティ | 20:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
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