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マンションと荷物−トランクルーム満杯の家族、10平米に住む若者

JUGEMテーマ:マンション


★ 3連休の最後の日、妻はパートで私が夕食を作る番なのですが、上の娘がカレーを作ってくれることになり、思わず時間の余裕が生まれました。この際、前から気になっていた書棚の使わない物をトランクルームに持っていこうと決意しました。

 「前から気になっていた」というのは、
書棚の中央部分を占める「思い出の品」類です。普段は絶対使わないのですが、中を開くたびに、トランクルームに持っていけなくなってしまうのです。

 それは、2人の娘の生まれた頃の写真や、娘たちが小さい頃にレジャーランドに行った写真、単身赴任をして寂しかった時に「早く帰ってきてね」と、私の誕生日に送ってくれた似顔絵やメッセージです。これらを見るたびに、その頃のことを思い出して、
胸がいっぱいになって手が止まってしまうのでした。

 しかし、書棚はそうやって数年間、大きなスペースを取られてきました。今日もしばらく迷いましたが、2人の娘も大きくなって自立しかけているのに、私だけ感傷に浸り続けていても仕方ないと、意を決して「思い出の品」を紙袋に入れて、
トランクルームに向かいました。

 このトランクルームは全戸分があるわけではなく、当初は希望に応じて割り当てられました。1スペース毎月数千円かかるので、借りるかどうか迷いましたが、「いらなかったらすぐ手放せばいいか」ととりあえず申し込みました。

 私達家族にしては、この判断は
珍しく正解で、入居後まもなく、トランクルームへの申し込みが殺到、それから常時長いウェイティングリストができています。誰もが入居して初めて収納量の不足を痛感し、トランクルームを欲したものと思われます。「マンションが決まったら不要なものは捨てましょう」とは言われますが、現実にはそうもいかないものです。

 それでも私達家族のトランクルームは、
1帖ほどのスペースがすぐに満杯になりました。今はその隙間に騙し騙し物を差し込んで入れている状態です。「これも何とかしなきゃなあ」と見るたびため息をついています。

 そんな中、最近ネット等で見かけるのは、
驚くほど狭いワンルームマンションです。専有面積10平米内外みたいなものもあるようで、水廻りスペースが作れず、裸のトイレをキッチンの横に置き、「これがスタイリッシュ」と称している驚くべき物件もありました。

 これらは23区内の都市型マンションで、
「狭くてもいいからいい場所に住みたい」という最近の若者のニーズにマッチしています。家賃も5万円程度からで、若者が何とか払える範囲に抑えつつ、坪単価にすれば高く設定できます。居住環境が心配ですが、貸主にしても借主にしても「これでいいのだ」ということのようです。

 考えてみれば、私も社会人1年生の頃に入った寮の部屋は、6帖相部屋を真っ二つに割って個室としたために、
3帖しかありませんでした。調理場や風呂は別ですのでまだいいのですが、それにしても「このスペースにどうやって住んでいたのか」と、今思い出しても不思議に感じます。それでもその時は、さしたる不自由もなく(狭い、とは思っていましたが)、転勤になるまで2年間楽しく暮らしていたのでした。

 年をとるということは、いろんなものを背負うことだな、とあらためて感じます。仕事にも家族にも責任ができ、マンションを買って持ち物も増えて、今その値が最大値にあるのかもしれません。

「これからは少しずつ、軽くしていかなくちゃいけないのかもなあ」

 それはそれで寂しい話で、だからこそ人はいろんなものに執着するのでしょう。トランクルームに詰め込まれた様々な物は、そんな気持ちを体現しているかのようでした。

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| ノウハウ・経験談 | 22:43 | comments(2) | trackbacks(0) |
Comment
こんにちは。          

今日は冷たい雨ですが、日差しはすっかり春!になりましたね。    

ライフサイクルの中で、立ち止まる時機やステップを踏み出す時機に、
何度か巡り合う気がします。私事ですが
身辺整理というか、仕事の一つを辞することに決めました。
熟慮の末の決断でしたが、やはりさびしさも感じます。

coralislandさんのお気持ち、お嬢さん方にしっかり伝わっていると思います。
思い出の品の数々、どうぞ大切になさってくださいね。
| あおい | 2017/03/21 10:32 AM |
あおいさん、こんにちは!
今日は昨日とうってかわって良い天気です。

お仕事を去る寂しさは大きなものがあるでしょうね。
私もいつの間にか定年まであと8年となりました。
定年では否応なく辞めさせられるのでまだよい(?)のですが、
ご自身の判断で辞められるというのは
深く悩まれたこととお察しします。

実家の父母も身辺整理をずっとやっていて、
帰省するたびに私の子供の頃のものを持ち帰れ、
と言われます。
でも、それはそこにあるから価値があるような気がして、
いつもあいまいな返事をして置いたままにしています。

今後ともどうかよろしくお願い申し上げます!
| coralisland | 2017/03/22 7:43 AM |
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