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住宅ローン減税を使い切る−10年目の感慨と感謝

JUGEMテーマ:マンション


★ この時期になると、年末調整に必要な書類作成で、休日の数時間を費やします。毎年、制度が少しずつ変わリますし、私の状況も微妙に変わってきますので、結構時間をとられるのです。今年作成していて、最も印象深かったのは、私の住宅ローン減税の10年という期間が終了することでした。

 私が
マンションを購入したのは、11年前のまだ地方の支社勤務だった頃です。このブログで何遍も書きましたが、東京勤めの頃にモデルルームを何十件と訪問しながら決めきれず、数々の好物件を見送った挙句、地方に転勤になった後に、家族を東京へ戻すためのマンション購入を決めたのでした。

 家族を地方に連れて行くことについては、私の人生の中で最も悩んだ事柄で、結局、当初は連れていくものの、
子どもたちが中学受験の時に元いた場所に戻す、という中途半端な解決策を取りました。おかげで社宅は出ざるを得なかったので、家族を戻すためにはマンションを購入するしかなかったというわけです。

 それでもマンションの入居時期と家族を戻す時期がぴったり一致というわけにはいかなかったので、
半年間はマンション近くの礼金不要なUR暮らしをさせました。地方勤務で給料は少なく、二重生活でカツカツの暮らしで、さらに独り暮らしは耐え難いほど寂しく、思わず支社長に「1年早く戻してくれ」と懇願し、驚かれました(結局、この願いは本社が却下して実現しませんでした)。

 さて、マンション入居に当っても
悩ましい事態が持ち上がりました。私が入居した年は、ちょうど住宅ローン減税の最終年で、その当時は段階的に縮小していた住宅ローン減税の終了がまことしやかに囁かれていました。私は住宅ローン減税が受けられることをもカウントに入れて購入を決め、「住宅ローン減税に間に合った」と、勝ち組のつもりでいました。

 ところが秋の入居1ヶ月前になって、あの
リーマンショックが勃発、誕生したばかりの麻生政権は、当初予定していた衆議院の冒頭解散・総選挙を取りやめ、リーマンショックに対処するための超大型景気対策に取り組むことになりました。その中に「住宅ローン減税の翌年からの拡大」が盛り込まれていたのです。

 私は虚を突かれました。
私が受けられる住宅ローン減税額は10年間で160万円だったのですが、翌年度からの住宅ローン減税額は何と最大600万円まで可能とするものでした。もっとも、私は住宅ローンを目一杯借りる予定ではなかったので、新住宅ローン減税で受けられる額は300万円弱との試算だったのですが、それでも100万円超、減税メリットが違います

 もし
入居時期を2ヶ月半ずらして来年1月に遅らせ、住民票をその時点で移したら、新しい制度での住宅ローン減税を受けられることになります。しかし、この景気対策の中身はあくまでマスコミで報じられているに過ぎず、これが政権の真意だとしても、国会が通さなければ画に描いた餅になってしまいます。この景気対策が万一通らなかった場合の住宅ローン減税はゼロになるわけで、それこそ激しく後悔することになるでしょう。

 それに、もっと気がかりなことがありました。
上の娘が小6で、翌年1月から中学受験が始まるのです。そんな大変な時期に引っ越しを経験させ、環境の変化で受験を失敗しようものなら、それこそ後悔どころではすみません。長女のことを考えれば、できるだけ早く新居に落ち着いた方が良いのです。

 結局、私は
これらの事実と悩みを家族には告げず、入居可能日の最初の日の朝に、マンションの鍵を真っ先にもらいに行き、その日のうちに家族の住民票を新居に移しました。ですから、私たち家族は、このマンションに最も古くから居ることになります。観察していると、多くの世帯が翌年から春にかけて引っ越してきました。やはり住宅ローン減税の拡大の影響もあったのかもしれません。

 住宅ローン減税の
「勝ち組」のつもりだった私は、結局、21世紀に入って最も少ない住宅ローン減税しか受け取れなかった「負け組」となりました。少々苦い気持ちで毎年申請していた住宅ローン減税用の税務署の用紙も、10年目となって、ついに最後の1枚となりました。

「いろいろあったが、ありがとう」

 私は何となくつぶやいて、金融機関の残高証明書を裏に貼って提出しました。来年マンションを買い換えれば、また新たな住宅ローン減税が始まるのでしょうが、今のところそんな予定はありません。住み慣れたこの地で、できるだけ長く、家族4人(+ワンコ1匹)で生活していきたいと思います。

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| ノウハウ・経験談 | 22:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
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