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10月のマンション契約率は2016年1月以来の低さ−12月の大商いに期待

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★ 16日付suumoジャーナルによれば、不動産経済研究所は同月15日、2017年10月度・首都圏の「マンション市場動向」を発表しました。

 それによると、
10月の新規発売戸数は2,817戸で、対前年同月(2,903戸)比3.0%減、対前月(2,978戸)比5.4%減です。地域別発売戸数は東京都区部1,276戸(全体比45.3%)、都下357戸(同12.7%)、神奈川県623戸(同22.1%)、埼玉県412戸(同14.6%)、千葉県149戸(同5.3%)。東京都のシェアは58.0%でした。

 新規発売戸数に対する契約戸数は1,709戸で、
月間契約率は60.7%です。前月の64.9%に比べて4.2ポイントダウン、前年同月の61.6%に比べて0.9ポイントダウンとなりました。1戸当り平均価格、1平米当り単価は、5,586万円、81.1万円です。2017年9月は5,823万円、84.6万円でしたので、前月比総額では237万円(4.1%)のダウン、平米単価は3.5万円(4.1%)ダウンしています。

 地域別平均価格・1平米当り分譲単価は、東京都区部6,491万円・101.3万円、都下4,744万円・64.0万円、神奈川県5,529万円・74.9万円、埼玉県4,076万円・56.9万円、千葉県4,270万円・61.8万円でした。


 即日完売は79戸(全体の2.8%)で、フラット35登録物件戸数は2,647戸(同94.0%)でした。

 以上がsuumoジャーナルの記事の概要です。この記事は、不動産経済研究所のプレスリリース『首都圏のマンション市場動向 −2017年10月度−』を基にしていますので、以下その内容を見ていくこととします。

 まず、10月の発売戸数2,817戸は、前年同月2,903戸、一昨年同月2,921戸をわずかに下回っています。
契約率60.7%は2016年1月の契約率58.7%以来の低さで、本年7月の契約率71.9%以来、3か月連続で契約率が悪化しています。このような3か月連続の契約率の悪化は、ここ3年間では見られなかった傾向です。

 地域別の契約率を見ると、都区部68.3%、都下42.6%、神奈川県67.4%、埼玉県44.9%、千葉県53.7%で、相対的には
都区部と神奈川県で契約率が高く、都下と埼玉県で低いという結果になりました。

 価格は本年の中では最も低い月なのですが、前年比ではアップになっています。その意味では、価格は依然高止まりしていると言えます。不動産の場合は、価格が安いから売れるというより、売れるから価格が高いと言った方が正確で、10月も、契約率の比較的高い都区及び神奈川県で前年同月比アップ、契約率の比較的低い都下、埼玉県で前年同月比ダウンとなりました。

 即日完売物件は最近減少傾向ですが、10月は全体の2.8%にとどまりました。この中では、
『パークホームズ北千住 アドーア』が第1期69戸を即日完売、「北千住」駅徒歩5分の10年ぶり立地が人気を集めました。販売在庫数は6,122戸に再び増加(前月末比41戸増加)しています。

 10月のタワー物件の販売は12物件119戸で、前年同月(11物件153戸)比22.2%の減でした。契約率は前年同月が52.3%を振るいませんでしたが、本年10月も43.7%と極めて低い状態です。ちなみに首都圏の戸建てについても、本年10月の契約率は29.1%に沈みました。

 近年は11月下旬よりの販売、12月契約のパターンが1年間のピークとなっており、本年もそのシーズンが近づいています。駅直結大規模タワー『ザ・タワー横浜北仲』が12月3日に総販売戸数の3分の2に当たる750戸を販売するなどの動きが注目されます。相対的に低調だった今年のマンション販売ですが、12月の販売がぜひ来年のはずみになってほしいものです。

『分譲マンション・アップデート』へ


| 市場動向 | 20:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
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