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東京以外の中古戸建の価格が急上昇−都心に住まない選択に未来の可能性

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★ 2日付日本経済新聞によれば、東京カンテイがまとめた1月の中古戸建て住宅の首都圏の平均希望売り出し価格は3,430万円と、前年同月比で10.6%上昇しました。新築や中古のマンション価格が高騰し、割安感から中古戸建ての人気が高まっています。

 値上がりは神奈川や埼玉で目立ちました。首都圏で売り出された住戸の平均面積や築年数は、前年同月とほぼ同水準で推移しました。

 需要の伸びで高い値付けをする売り主が増えています。「新築だと高額になる注文住宅を中古で購入する動きもみられる」との声もあります。

 以上が日本経済新聞の記事の概要です。この記事は、東京カンテイの2月19日付プレスリリース『主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移』によっていますので、以下その内容を見ていくこととします。

 1月の首都圏中古一戸建て住宅価格は、
前年同月比+10.6%、前月比+12.6%の3,430万円と大きく上昇に転じています。都県別では、東京都は▲5.9%の5,625万円と3ヵ月連続下落となりました。神奈川県は+20.5%の3,698万円と急上昇し、3,506万円と高額となっていた2017年3月の水準を超えました。

 千葉県は+3.9%の2,196万円と反転上昇しています。埼玉県は+5.5%の2,410万円と連続上昇しました。首都圏では東京都のみ下落したほかは上昇しており、首都圏の中古一戸建て価格は強含みに変化しています。

 これらは注目していい動きかもしれません。
湾岸タワーマンション開発等でここ20年近くは都心回帰が目立っていましたが、坪単価150万円〜200万円、ファミリータイプが3〜4千万円台で購入できた時代はとうの昔に終わり、今の湾岸タワマン価格はその3倍近い価格水準です。都心でバリバリ働く高収入共稼ぎ世帯の台頭がこれらを支えているものの、一般サラリーマン世帯には高嶺の花となりました。

「それでも家族で住める家がほしい」

 ここ最近の労働需要の逼迫が賃金の上昇をもたらし、ずっと首をすくめていた40歳代までの若い世代もようやく将来に明るさが見えてきたのでしょうか。向かうべきは、都心の超便利な洗練された生活というより、車を持って家族で楽しくいろんなことができる生活です。上記の通り、東京都の中古戸建価格は5〜6千万円台、23区になれば9千万円台していますので、住むべき土地は、埼玉、千葉、神奈川エリアとなります。

 冷静になって考えると、
東京の職場から1時間圏内のところに住もうと思えば、結構よりどりみどりなのです。電車で45分、駅から徒歩15分と考えれば、3千万円台で購入できる中古戸建はたくさんあります

 これは
結構いいニュースかもしれません。郊外の戸建に住んでいた人たちは、つい最近までこれらの家を二束三文で売るしかありませんでした。しかし、都心マンションが2倍にも3倍にも価格が高騰した今、郊外中古戸建の魅力は相対的に増しています。

 郊外戸建には、
都心では得られない緑の多い落ち着いた住環境、子育てに向いた教育環境、カーポート付で車で自由に動ける利便性など、良さがいっぱいあります。これまではその良さがあえて無視され、ないがしろにされてきたのです。

 「都心回帰」から「郊外回帰」が新しいムーブメントとなれば、人口減少に悩まされてきた郊外都市にも活気が戻り、高度経済成長のときのような「明るい未来感」が皆で共有できる可能性もあります。「都心にあえて住まない選択」が一つのトレンドとなってほしいものです。
  
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| 市場動向 | 21:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
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