<< マイキャッスル溝の口ヴィレッジ(定期借地・中古)−駅徒歩7分・坪98万円の築21年物件 | main | ディアナコート目黒(新築)−「目黒」駅徒歩5分・フラットアプローチの希少性 >>
23区西・南部も危ない−東京都が災害時における各地区の総合危険度を発表

JUGEMテーマ:マンション


★ 東京都は2月15日、地震による建物倒壊や火災の発生、避難・救助の困難さなどを町(丁目)ごとに評価した「総合危険度」で、新たに21地域が、5段階のランク付けで最も危険度が高い「ランク5」に加わったことなどを公表しました。

 評価はほぼ5年ごとに行っており、
地震による「建物倒壊危険度」「火災危険度」に避難や消火、救助活動の困難さを加えてまとめています。その結果、都内5,177地域のうち85地域が最高の「ランク5」となりました。前回の第7回と同様、荒川区、足立区、墨田区など、23区の東部に位置する8区が76%を占めました。

 一方、今回は初めて
「幅12メートル以上の大通りにつながる幅6メートル以上の道路に到達する平均所要時間」を評価に加味したところ、環状7号線沿いやJR中央線沿線の中野区、杉並区の一部などで危険度が高まりました。これらの地域は幅の狭い道が多く、災害時に消火や救助が困難な可能性があるとのことです。

 逆に、墨田区や台東区などの
下町地区は、大災害への備えの意識が高く、幅の広い道路の整備が進んでいることが奏功している面があると言います。私はこれに加え、下町は昔ながらの自治会組織やコミュニティがまだしっかりしていて、皆の協力体制がとれていることも、これらの防災対策に寄与しているのではないか、と思います。

 杉並区や中野区は対照的に、昔の木賃宿に端を発し、今では学生が主流の低廉なアパートが多く、これらの土地所有者はその地に根付いていないため、協力体制をとろうにもなかなか困難なところが多いのではないかと推察します。まして、賃借している若者達に、普段の防災訓練の参加を求めることは非常に難しいと言えます。いざ災害が起こったときに、生死の確認すら時間を要するかもしれません。

 また、
大田区・品川区や多摩川や運河沿いの脆弱な地盤の上の地区があり、かつ、工場が立地しておりその従事者が住むための家やアパートが密集している場所があります。

 さて、今回スポットが当たっている
23区西・南部の総合危険度「ランク5」の地区を以下に危険度の高い順に列挙します。

大田区羽田6  大田区西蒲田4  中野区若宮1  大田区仲六郷2
中野区野方2  品川区西大井3  大田区南蒲田3  大田区西蒲田5
杉並区天沼1  杉並区高円寺北3  品川区豊町5  品川区大井7
大田区西六郷2  杉並区方南1  中野区大和町4  杉並区成田東1
大田区西蒲田3  中野区大和町2


 特に、杉並区天沼1は、前回調査時(2013年9月)よりランクが2つ上がってしまいました。「阿佐ヶ谷」駅や「荻窪」駅から徒歩10分程度の立地で、その意味での交通の便は決して悪くないのですが、道幅の狭い道が多く、青梅街道や中杉通りといった大通りからはかなり離れています。

 災害は、いざ火災や建物倒壊が起こった時に、
いかに逃げおおせるかが身を守るために最も大事になります。私たちは普通、地盤の強さや建物の強固さばかりに気を取られますが、視点が変われば地域の危険度はまるで変わってくるということを肝に銘ずるべきでしょう。

『分譲マンション・アップデート』へ


| 地震・防災 | 23:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
Comment
コメントする









この記事のトラックバックURL

トラックバック