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入園保障が購入の決め手?−「駅近」より「育近」で選ばれる保育園付マンション

JUGEMテーマ:マンション


★ 3日付朝日新聞によれば、保育園に確実に入れる特典を掲げた賃貸タワーマンションが登場しました。このマンションの3階部分の一角に定員70人の認可外保育所がオープンし、入居契約を結んだ住民が先着順に入園できます。

 あえて認可外にしたのは、認可園だと入園できるかどうか自治体の選考に委ねられますが、
認可外なら住民が直接契約できるからです。入居の募集を始めた昨年12月以降、保育園を探す「保活」に悩む保護者から、「本当に入れるのか」といった問い合わせが相次ぎました。

 内覧前の段階で数十件が契約、担当者は「自営業者やフルタイム以外の働き方を希望する人など自治体の選考で不利になる世帯のニーズも大きい」と見ています。また、共働き世帯に比べて求職中の専業主婦は選考に不利と言われていますが、本マンションであれば必ず保育園に入れ、「何物にも代えがたい魅力だ」と言います。「保活の不安から解放される仕組みは、子育て世代に選んでもらうための重要なコンテンツになるはず」です。

 保育園併設のマンションは増えてきましたが、これまではほとんどが認可園だったため、
せっかく敷地内にあっても自治体の入園選考に落ちて、マンションの住民が入園できないケースは少なくありません。リクルート住まいカンパニーが調査したところ、小学生以下の子どもがいる女性の35%が「保育園や学童保育が設置されているマンションなら、駅からの距離が遠くても許容できる」と答えています。

 駅近の物件でも保育園が遠いと通勤時間がかえってかさみます。
職場と駅からの距離だけではなく、保育施設が自宅そばにあることを再優先する「育住近接」が注目されています。

 以上が朝日新聞の記事の概要です。子育てがほぼ終わった私にも説得力がある新鮮な記事でした。
「保育園落ちた。日本死ね」が流行語大賞になるほど、保育園入園騒動は、共働きが増えた今日の大きな社会問題になっています。

 認可外保育園(認可園ではなく)のマンション併設が、その一つの重要な解決策になりうることが驚きでした。これまでマンション併設の保育園のほとんどが認可保育園であった理由は、そもそも
自治体が建設業者に認可園の設置を要請することが多かったことに加え、認可外だと入園者集めなど保育園の運営リスクをマンションの管理会社が負う恐れがあるからだそうです。

 しかし、首都圏でこれだけ保育園ニーズがある中で、
現時点での運営リスクは小さいと思われます。入居者付に苦労することなく、相場より高めに貸すことも可能かもしれません。さらに、管理会社としては、マンション賃料と保育料とダブルの収入を得られ、状況に合わせていずれかの料金を下げたり上げたりなど、調整の幅が広がります。

 何より良いのは、
「駅近」ばかりが強調される最近のマンション立地の風潮に、「育近」という新たな価値観を創出したことです。デベロッパーにとってはより安くかつ広く獲得できる土地にゆとりあるマンションを建設できますし、適齢期のお子さんを有するファミリーにとっても、最大の悩みを解決できるとともに、駅近よりもより安い賃料で、かつ、より保育に便利な住まいを手に入れることができるわけです。

 確かにこれは
賃貸マンションだから成り立つソリューションなのかもしれません。分譲マンションでは、保育時期の一時期はよくても、それを過ぎれば保育園の併設は価値を感じなくなることでしょう。賃貸マンションであれば住み替えが前提ですのでそれで良いのですが、分譲では長い目で見てお得かどうかは微妙なところです。

 ただし、
「保育園の入園権付き分譲マンション」は付加価値が付いた中古物件として人気が出て、中古マンション市場でも高く売却できるとすれば、比較的短期のマンションの買い替えを方針として有するファミリーにとっては資産価値としても有益です。

 「駅近」に対するマンション購入者のニーズがどんどん過剰になり、
今や駅徒歩5分圏内でないと「駅近」とは言えなくなってきていますが、私がマンション探しを始めた平成13年〜14年ころは、駅徒歩15分のマンションでも十分人気がありました。

 今回の
「保育園付マンション」や、これに刺激を受けた新たな「サービス付加型マンション」が、マンション立地の可能性を広げ、購入者にとってもwin-winの関係となるようになればいいな、と願っています。

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| ノウハウ・経験談 | 19:47 | comments(2) | trackbacks(0) |
Comment
こんにちは!春ですね。
あっという間に桜の季節が去ってしまいました。
coralislandさんは、花粉症は大丈夫ですか?
私はヒノキ花粉(たぶん)が目と喉にきています。

私もこの記事を読みました。その中で、
中央区にマンションを購入したけれども保育園が見つからず、
結局手放したという方のコメントが強く印象に残りました。

自分の住まいに資産価値を求めるようになったのは、
いつごろからなのでしょう?
私自身、購入判断には資産性を最も重視してしまいますが、
今の自分が快適に住めることや、住んでいて心が安らぐことを
もっと重視した方がいいのかなぁ、なんて思いました。
| あおい | 2018/04/07 3:57 PM |
あおいさん、こんばんは!
コメントどうもありがとうございます。

今日は一転、嵐のような天候になりましたね。
私は花粉症はまだ発症していないのですが、
年ごとに鼻のむずむずが増しているようで、
時間の問題か、という気がします。

私も資産価値を重視しており、
今のマンションを購入したのも
家族の生活と資産価値のバランスでの判断でした。
(もちろん予算の制約も大きいです^^)

でも、今流行りの「空中族」みたいに、
将来の発展を見越して
不便なうちにマンションを購入し、
便利になって価格が高騰したら売却する、
という割り切りまではできません。

本当にその人や家族に合った住まい、というのは
単なる資産価値では測れないような気もしますし、
一方ではそんなにこだわらなくても、
資産価値に合わせた住み方でよい、という気もしますし、
難しいですね。

今後ともどうかよろしくお願い申し上げます!
| coralisland | 2018/04/07 9:00 PM |
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