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不動産はハッピーエンドをもたらさない?−価値ある物件も価値ない物件も争いの種に

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 「この不動産を巡っては親族が骨肉の争いをしていまして…」

 知り合いの不動産業者さんに聞くと、こんなお話を聞くことが時々あります。一例としては、所有者の男性がさまざま好き勝手をしてしまって、親族の気持ちも彼から離れていったのですが、いざ体の調子が悪くなって先が見えてくると、疎遠だった親族がわらわら集まってきて、男性の財産の相続についてもめはじめたそうです。まだ亡くなってもいないのに、相続を主張する親族も親族ですが、その防衛のために換金を急ぐ男性も男性です。

 また、不動産の売買で、時折
弁護士が間に入っている物件があります。任意売却の場合もありますが、相続絡みの場合も多いです。上記のように親族それぞれが相続の権利を主張し、にっちもさっちもいかない場合には、物件を売却して皆で分け合う方法が取られます。人気の場所であれば弁護士が入札の方式を取るなどして思わぬ高値で売れる場合もありますが、換金を急いで安値で売却される場合も多いです。

 「この物件、大幅に値を下げました。買いませんか?」

 確かにお聞きすると、かなりの安値です。「どうしたんですか?」と事情を尋ねると、仲介業者さんは、

「実はこの物件のオーナーが突然大病を患いまして…入院資金や手術資金などでまとまったお金が早急に必要になっったそうです。」

 このオーナーの方は、不動産投資には熱心に取り組まれていましたが、生命保険や医療保険の手当はあまりされておられなかったのでしょう。投資にまわすお金のわずかな部分を保険料に当てればよかったのでしょうが、「後悔先に立たず」です。

 しかし、こういった「売れる不動産」は今や日本の中で一握りしかなく、
その他大勢は「売れない不動産」です。相続の際、「負動産」として親族間で押し付けあうことも多く、こちらも悩みの種です。

 「今日はこれから田舎に帰って、親が残した土地・建物をどうするのか家族会議をするんだ」

 同僚のA君はため息をついて言いました。A君のご両親が住んでいた家は、幸いにも地方にあって売れないことはない立地なのですが、誰も住まないので売りたくもあり、しかし長年の愛着ある家を簡単には手放したくない感情が兄弟にもあり、しかしそうだとすれば、田舎に一人残っている姉にその管理を押しつけることになり…と悩みは深いようです。

 このように見てくると、
不動産とは、それが価値を持つものにしろ、持たないものにしろ、最終的には人を悩ませる存在になってしまうことが多いようです。ある人が責任をもって完全に所有している場合には問題は起こらないのですが、人間はいつか衰え、そして亡くなるものです。

 骨肉の争いにしろ、押し付け合いにしろ、不動産があるばっかりに起きる争いは多いです。不動産購入は相続税対策でもあるのですが、のこと自体が相続争いのタネにならないよう、十分に気を配りたいものです。

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| ノウハウ・経験談 | 23:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
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