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中古マンション、再び復調?−資産価値だけでない多様な生き方を

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★ 15日付FNNプライムによれば、不動産情報サービスのアットホームがまとめた首都圏の中古マンション成約価格は、2013年3月の2,021万円から年々上昇を続けており、今年3月には初めて3,000万円を超え、5年間で約1,000万円も上昇しました。

 Kさん(33)は、
1LDKの中古マンションを4,000万円で購入しました。
「長く住むつもりもなかったので、最初から中古でもいいかなと。必要なところの部分はリフォームして頂いたので、たいして抵抗はなかった。資産になると願っている」(Kさん)

 中古マンションを扱う都内の不動産会社代表の谷川弘龍代表は、
「オリンピック招致が決まってから、職人の人件費や材料費が上がっている。その要因で新築価格も上がっていて、
新築価格が上がれば中古価格も押し上げられて上がる」と説明しています。谷川氏はさらに、「新築よりは中古の方が割安なので、新築を越えて中古の方が圧倒的に売れている。『新築じゃなくてい良い』という人は間違いなく増えている」としました。

 新築マンションの価格とともに、中古のマンションの価格も高騰、
同等の物件であれば1,500万円ほど安いことから、中古マンションの売買が加熱しています。売り出し中だという中古マンションの一室は、築35年経っているにもかかわらず、2LDKの屋には開放感があり、内装はリノベーションされ新築同様です。

 新築だった当初は2,000万円後半で販売されていましたが、現在は中古で3,699万円と、
約1,000万円上昇しています。ピカピカにリノベーションされたマンションは人気で、売り出されるとすぐに買い手がつくといいます。東京・港区にある、築15年のリフォーム前のタワーマンションは、15年で販売価格が約3,000万円も上昇しました。

 「周りではオリンピック開催までと言われているが、オリンピック後も世界から注目される。日本は治安がいいので、住みやすいという意味では、海外の投資家たちも日本に向けての目線が熱くなると思うので、更に上がってくるのではと予想している」(谷川氏)

 谷川氏は、
中古販売価格の平均が4,000万円にまで上がるのではと目論んでいます。

 以上がFNNプライムの記事の概要です。最近、価格上昇が鈍く、在庫が積み上がっていた首都圏の中古マンション市場ですが、
大方の予想に反して、この3月、4月と、価格上昇のトレンドになっています。

 これは、購入者層の心理が反映しているのではないかと考えています。
新築マンションの価格高騰が天井だと思っていたのになかなか下がってくれず、望んでも手が届かない新築よりかはと、中古マンションの方に目が行き始めているのではないでしょうか。

 考えてみれば、特に新耐震以降のマンションは躯体構造や地震対策がしっかりしており、
少なくとも築50年は持つマンションばかりです。築30年も経過すれば新築マンションの半値で購入でき、しかも中をリノベーションしていれば、設備的にもほとんど不満はなくなります。細かく言えば、サッシが旧式だとか、キーレスエントリーじゃないとかあるかもしれませんが、それに数千万円も上乗せして払うものでもないでしょう。

 それでは中古マンションだと何でも売れているかというとそうではなく、
購入検討者の峻別の目はむしろ厳しくなっています。「見学されるどなたの口からも『資産価値』という言葉が出てきます。いつかは売りに出すつもりでいるので、リセールで高く売れるかどうかを気にするのです。しかも大体の相場を知っていますから」

 インターネットで中古マンションの推定価格を調べる方法はいくらでもあり、「資産価値」はすぐに把握できる時代です。ただ、住むのはあくまで自分であり、自分の家族なのであって、そこを犠牲にしてまでも立地で選ぶとすれば本末転倒>になりかねません。

 ともあれ、
皆の視線が中古マンションに向かうようになったのは、日本の住宅政策にとってもいいことだと考えます。皆が多様な価値観で、いろいろな中古マンションにおいて多様な住み方ができるような、そんな未来であってほしいと思います。

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