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大地震で大津波が来る駅ランキング−海から遠いと感じるJR沿岸駅ほど危ない

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★ 5月31日付東洋経済オンラインは、『首都圏「大地震で大津波が来る駅ランキング」』という大変気になる記事を掲載しました。早速ランキングを以下に掲げます。

1 長谷(江ノ電)  2 鎌倉(JR横須賀線)  3 新逗子(京急逗子線)
4 片瀬江ノ島(小田急江ノ島線)、京急久里浜(京急久里浜線)、由比ガ浜(江ノ電)、
  腰越(江ノ電)
8 御宿(JR外房線)、上総興津(JR外房線)
10 逗子(JR横須賀線)、田浦(JR横須賀線)、浜川崎(JR南武支線・鶴見線)、
  昭和(JR鶴見線)、扇島(JR鶴見線)、横浜、関内(JR根岸線)、
  馬車道(みなとみらい線)、汐入(京急本線)、湘南海岸公園(江ノ電)、
  江ノ島(江ノ電)、八景島(横浜シーサイドライン)、
  野島公園(横浜シーサイドライン)、金沢八景(横浜シーサイドライン)、
  新杉田(JR根岸線)


 上記は東京都・千葉県・神奈川県を範囲とする駅ランキングなのですが、結果的には上記24駅中、JR外房線の御宿、上総興津の2駅以外の22駅は全て神奈川県下の駅となりました。神奈川県が占める駅の割合は91.7%と、9割以上になります。

 路線別では、
江ノ電で5駅、JR横須賀線、JR鶴見線、横浜シーサイドライン、京急線(合計)で3駅、JR外房線、JR根岸線で2駅などが多くなっています。

 1位は江ノ電の「長谷」駅です。津波の高さは最大5〜8mと断トツの高さで、ビルの3階の高さの津波に襲われる想定です。「長谷」駅は鎌倉の大仏様(高徳院)の最寄り駅で長谷寺も近く、多くの観光客が利用します。駅に降りても海は見えないので、浜辺からやや離れているように思うかもしれませんが、駅付近の海抜は4.5mしかありません。

 「長谷」駅からは長谷寺など近くの高台まで約400mも離れており、
津波避難ビルも極端に少ない場所です。「長谷」駅周辺にいて津波警報に接したら、一目散に長谷寺や大仏様の高台へと逃げることを念頭に入れておく必要があります。

 ただ、江ノ電の良いところは、単線のため隣に線路がなく、電車が走ってくることがないため、
すぐに線路に降りられます。4両編成と短いので、乗っている車両か隣の車両には乗務員がいて、乗客が降車の介助を受けやすいのです。また、江ノ電は駅間が短く踏切も多いので、線路外にすぐ出られます。

 2位の「鎌倉」駅(JR横須賀線)も観光客の利用者が多い駅です。津波の高さは最大3〜4mで、海からは1km以上離れていますが、近くを滑川が流れ、海側から見るとしだいに狭くなる谷を遡って津波が遡上することが想定されています。三陸のリアス式海岸で津波が高くなるのと同じ理屈です。関東大震災の際は、同駅のすぐ手前まで津波が来ており、津波警報の際は、速やかに同駅西側の市役所方面や北側の鶴岡八幡宮、または最寄りの津波避難ビルへと避難する必要があります。

 JRは江ノ電と異なり、15両編成でラッシュ時乗客3,000人以上、乗務員3人程度といった目がなかなか届かず、ケアがしにくい状況にあります。またJRの幹線では、線路に立ち入られないように線路沿いにフェンスが続いていて、線路外に出られる扉のある地点まで遠い場合もあります。

 10位には、1日平均226万人が乗降する神奈川最大の駅「横浜」駅が入っており、津波の高さは最大1.2〜2mが想定されています。「横浜」駅は、東急東横線など地下に深く潜っている駅もあり、心配は増大しますが、ただ地下駅は、むしろ浸水対策をきちんと施しているケースが多いです。いずれにしろ、「横浜」駅は、東日本大震災の際にもポートサイドエリアや本牧などで液状化現象が観察されるなど、要警戒の駅になります。

 一方、東京都においては、東京湾沿いの駅が気になりますが、
東京湾の入り口が狭く奥に広がっている地形から津波の高さは低くなるということです。それでも津波はやってきますが、ゆりかもめの「日の出」駅が一番浸水高があり0.5〜0.8m、JRでは「浜松町」駅が0〜0.15mとなっています。

 なお、
江ノ電は、海辺を走るだけあり、津波に対する対策と訓練は他の鉄道会社より熱心に行われており、社員の意識も高いようです。逆に、大川小学校の悲劇にもあるとおり、海から遠い場所であっても、河川の存在や、普段意識しているより海抜が低いなど地形の影響で大きな津波が来る危険性があることも、上記の駅ランキングで確認され、そのような鉄道と駅は、社員や乗客の津波に対する意識や普段の備えが十分でないことが大変危惧されます。

 津波は、避難の仕方によっては被害が莫大になるリスクがあるという意味で、人災による部分がかなり大きい(逆に正しく行動すれば防げる可能性がある)ように感じます。心しておくにも限界があるかもしれませんが、普段から気をつけておきたいものです。

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| 地震・防災 | 19:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
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