<< ライオンズマンション五反野駅前通り(中古)−駅徒歩5分、角部屋、リフォーム実施の3DK | main | ザ・パークハウス アーバンス 白金(新築)−再開発期待・設備充実の白金コンパクト >>
投資物件は価格下落傾向−内向きなマンション販売にも停滞の影

JUGEMテーマ:マンション


★ ファーストロジックが4日発表したところによれば、不動産投資サイト「楽待」における投資用不動産市場調査7〜9月期の結果は、次の通りです。(調査期間:2018年7月1日〜同年9月30日、対象:期間中に「楽待」に新規掲載された全国の物件)

 投資用区分マンションの利回りは7月に下落したものの8月に上昇し、2カ月連続の上昇となりました。物件価格は7〜9月の3カ月間で下落を続け、1年ぶりに1,500万円を割りました

 一棟アパートの物件価格は7月に一旦上昇しましたが、8月、9月は2カ月連続で下落しました。

 一棟マンションでは表面利回りが8月、9月と2カ月連続で上昇。物件価格は下落傾向にありましたが7月に上昇。8月にはまた下落し、2億円を割っています。

 以上がファーストロジックの発表資料の概要です。

 次に、
健美家では、全国の収益(投資用)不動産のマーケット状況を把握するために、健美家に登録された物件(以下「登録物件」)とメールで問い合わせのあった物件(以下「問い合わせ物件」)の市場動向を定期的に調査しており、2018年7月〜9月期の調査結果は、次の通りです。(調査対象:健美家に登録された収益(投資用)不動産(区分マンション/一棟アパート/一棟マンション)

 区分マンション
  利回り7.75%(前期比+0.06ポイント)
  価格1,394万円(同▲2.11%)
 一棟アパート
  利回り8.86%(同▲0.05ポイント)
  価格6,613万円(同▲1.88%)
 一棟マンション
  利回り8.05%(同▲0.01ポイント)
  価格15,607万円(同▲4.42%)

 以上が健美家の発表資料の概要です。

 今不動産投資用サイトとしては、第一にファーストロジックの「楽待」、次に健美家社の「健美家」がポピュラーだと思われます。その2社が対抗するように四半期ごとの調査レポートを出しているのですが、
今回は両者とも、区分マンション、一棟アパート、一棟マンションいずれも価格が下落傾向となりました。

 特に
区分マンションの価格下落が大きいです。額の大きい一棟マンション、一棟アパートの価格下落は、投資用ローンの審査が厳しくなり、自己資金が必要となってきている流れから致し方ないと思われますが、物件価格が小さく、少額の自己資金でも比較的買いやすい区分マンションも価格が下落しているのは注目です。

 すなわち、区分マンションは少額で買いやすく、管理の手間も相対的にかからないことから、
投資初心者も含め裾野が広いと考えられます。そこで価格が下落しているということは、不動産投資熱が一般に冷め始めているのではないか、とも思われるのです。

 これは、
新築分譲マンション市場にも影響します。最近の分譲マンションの都心集中、高額化は、投資目線の購入が多くなっていたからです。これら投資需要が衰えるとすれば、分譲マンション市場の売れ行きも鈍ってくるはずです。

 実際、私が「おや」と思ったのは、都心や城南・駅近・大規模タワーマンションで価格が良心的と思われる
注目物件のモデルルームに行っても、従来感じてきた購入検討者の熱気といったものが感じられなくなっていることです。何よりもモデルルームの規模が小さくなり、それすらもあまり埋まっていません。営業担当者のトークも心なしか、熱がこもっていないように聞こえます。

 思い起こせば、港区の湾岸タワー競争で『芝浦アイランド』に競り勝った『キャピタルマークタワー』のモデルルームのシアターでは、
映像に合わせて座席が左右に揺れ動くという意味不明の効果を皆が楽しみ、言わばモデルルームがレジャーランド化していたわけですが、それは「気分をハイにして購入意欲をかきたてる」時代の明るい雰囲気もあったからなのでしょう。

 今や
こぢんまりした商談スペースで省力化されたPC画面映像をお定まりで眺めて説明を受け、事務的にモデルルーム外へと送り出される私たちは、連れ合いと気難しい顔で「こんな高い価格じゃやっぱり買えないよね」と何の感慨もなく言い合うしかない市況です。

 「これをどうしてもほしい」という気持ちが皆からなくなれば、実需であれ投資用であれ、そのマンションの価格が中古市場で上がっていくこともありません。不動産バブル崩壊といった劇的な展開は考えづらいですが、今のトレンドのようにわずかながらも不動産価格が徐々に下落し、長い年月をかけて一層停滞していくというシナリオはありうる展開なのではないでしょうか。

『分譲マンション・アップデート』へ


| 市場動向 | 20:54 | comments(2) | trackbacks(0) |
Comment
いつも楽しく拝見しています。
僕も長い間、趣味でマンション購入と売却を繰り返しましたが、そろそろ熱が冷めてきました。供給過多により、所有欲が満たさなくなってきたのだと思います。僕と同じように趣味と実益を兼ねたコレクターがマンションを手放し始めるのかもしれません。単純に都心の価格が高騰してるだけが原因でないように思えます。
| むっく | 2018/10/06 11:03 PM |
むっくさん、こんばんは!
コメントどうもありがとうございます。

むっくさんのお気持ち、なるほどと思いました。
憧れの地にマンションを所有したい!という感情は
私も持っていますが、
それは希少価値があってこそかもしれず、
これだけいくらでも、どの地でも
マンションが誕生してくると、
「今買わなくてもいいかあ」と
思ってしまいます。

そういった社会の雰囲気といったものが
実は一番怖くて、
いつの間にかマンションが皆から見放されていく時代が
やってくるかもしれませんね。

今後ともどうかよろしくお願い申し上げます!
| coralisland | 2018/10/07 11:13 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL

トラックバック