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マンション買ってくれたらお金あげます−ここまで来たリゾートマンション

JUGEMテーマ:マンション


★ 最近よく話題になるのがリゾートマンションの価格崩壊です。スキー場近くのリゾートマンションが典型例ですが、売り物件リストを見ると、100万円を超える販売価格が珍しいくらいで、たいていは数十万円で買えてしまいます。

 だからといって飛びつく人がそんなにいるとは思えません。まず第一は、
管理費や修繕積立金の滞納がないかどうかのチェックが必要です。しかし最近は、そんな滞納金が付いていたら売れるはずがないとわかっているのか、まずは当該マンションの管理組合が買い取って滞納金をきれいにして、管理組合が売主となって売却活動をする場合も多いようです。管理組合側としては、滞納分をチャラにしてでも、毎月の管理費・修繕積立金を払ってくれた方がよい、と判断しているのでしょう。

 たとえ滞納金がないにしても、温泉等が付いていることを売りにしているリゾートマンションですから、
管理費や修繕積立金は結構かかります。そこに住むならまだしも、冬場のスキーで2、3度使用する程度の使い方であれば、毎月2〜3万円も支払い続けるのはコストパフォーマンスからいってどうなのか、という感じがします。

 スキー場の近くにあるわけですから、スーパー等買い物ができる施設が近隣にはなく、
日常生活には不便な立地であることが多いと考えられます。スノータイヤをはいた車でなければ行けない山の中にぽつんと建つ孤高のマンションという風情のものもあることでしょう。

 このようなマンションを今この額で購入して住む方と、リゾートマンションとして今まで長らく利用されてきた方とは、果たして
交流がうまくいくのでしょうか。他人事ながら心配になります。

 先週末のことですが、業者さんからのメールで気になるものが舞い込んできました。
スキー場近くのある専有面積40平米弱のリゾートマンションが「1万円」というのです。

「ああ。ここまで来たか。早く処分したいんだな。でも1万円で買っても、管理費・修繕積立金で毎月2.5万円かかるしねえ」

と、読み飛ばそうとしたのですが、次のフレーズに目が釘付けになりました。

「購入された方には、リフォーム代として70万円差し上げます(使途自由)」

何と、1万円で売却した上に、70万円あげる、というのです。一応リフォーム代とはうたっていますが、使途は何でもいいようです。買主としては、1万円のマンションの際、仲介手数料は計算上は540円になるのですが(?)、登記代等諸費用を払っても50万円超は手元に残る計算となります。

 早い話、
不動産を買って50万円超のキャッシュがもらえるわけです。もしリフォームをせずに我慢して使えば(どんな状態かはわかりませんが)、毎月の管理費・修繕積立金を払っても1年半は手出しなしでマンションを使うことができます。

「うーむ」


 本当にスキー好きであれば、買って損はないかもしれません。同じマンションのほかの部屋は数十万円の値が付いていますので、例えば2年使って売値5万円で出せば売れないことはないでしょう。南国育ちでスキーをしない私でも、ちょっと迷いました。

 しかし、
そこまでして売ってしまいたい物件とは何なのか、考えさせられました。ひょっとすると、これは日本の不動産の未来図なのではないでしょうか。いや、現に所有者不明土地がこれだけ生まれている現状からは、もはやこれが「普通の風景」なのであり、ほんの一握りの23区・大都市近辺物件の方が例外なのだと、思った方がよいのかもしれません。

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| ノウハウ・経験談 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
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