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4月はここ3年間で最少のマンション発売戸数にーGW10連休の影響か

JUGEMテーマ:マンション


★ 不動産経済研究は21日、『首都圏のマンション市場動向−2019年4月度ー』を発表しました。これによれば、首都圏における4月の新築マンション発売戸数は1,421戸で、前年同月(2,342戸)比39.3%減、前月(3,337戸)比57.4%減の大幅減となりました。

 この数値は、ここ3年間で最も発売戸数が少なかった2018年8月(1,502戸)をも下回り、
この3年間で最少の発売戸数となりました。これは首都圏に限ったことではなく、近畿圏でも発売戸数が852戸と、やはりここ3年間で最少となっています。

 従来、1年間の中で
マンション発売戸数が最も少ないのは、夏休みが入る8月と相場が決まっていました。これは、過去に例を見ないGW10連休が現場のマンション販売に大きく影響を与えたのではないかと考えられます。働き方改革の波にも乗って、デベロッパーは営業を無理やり駆り出して販売活動を継続させることを早々に諦めたと思われます。先々月の3月の発売戸数が多かったのも、4月の長期連休を見越したものでもあったのでしょう。

 契約率も64.3%と、久しぶりに70%を超えた3月契約率(72.2%)から再び60%台となりました。それでも在庫数は、発売戸数の少なさも影響して519戸減少させることができ、7,748戸となっています。

 タワー物件については、13物件の130戸しか売り出されませんでした。前年同月が16物件でも338戸販売されたことを考えると、そもそもデベロッパーが
この時期をスルーしてまとまったタワーマンションの発売戸数を出さなかったことが考えられます。

 1戸当たり価格は5,895万円、平米単価93.1万円で、6千万円台に乗った
2月、3月よりは低い価格水準となりました。高額物件が多いタワーマンションの販売が少なかったのも影響しているのでしょう。

 地域別では、埼玉県の発売戸数が122戸で前年同月比67.7%減、千葉県が98戸で前年同月比72.1%減と、
ファミリー層狙いのエリアが動きませんでした。

 価格帯別戸数を見ると、
6千万円台の住戸の売れ行きが目立って悪くなっています。この価格帯は、比較的金銭的に余裕のあるファミリー層がターゲットですので、この時期はお子さんを連れて旅行に出かけたものと想像されます。

 10連休は4月が4日間、5月が6日間でした。当然のことながら、5月の発売成績も振るわないことが予想されます。小税率が予定通り引き上げられるかどうかも不透明になってきましたが、いずれにしても次に盛り上がりが予想されるのは消費税引上げ直前の完成売り駆込みが期待される9月ということになりそうです。

『分譲マンション・アップデート』へ


| 市場動向 | 19:38 | comments(2) | trackbacks(0) |
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Comment
ずっと拝読しています。
不動産への感性も、私と似ていてとても共感出来ることが多いです。
色々有ると思いますが、コレからも楽しみになっていますので
掲載続けてください。
| サトちゃん | 2019/06/05 9:47 PM |
サトちゃんさん、こんばんは。
はげましのお言葉どうもありがとうございます!

最近、仕事等で日々のまとまった時間がとれず、
掲載が滞っておりまして
ご心配をおかけしており、大変恐縮しています。

ささやかなサイトではありますが、
読んでいただいている皆様と
楽しく情報共有できるよう、
これからも末永く続けてまいります!

今後ともどうかよろしくお願い申し上げます!
| coralisland | 2019/06/06 7:14 PM |
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