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資産価値ランキングー都心は「憧れ」から「日常(コモディティ)」へ

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★ suumo8月6日号は、「資産価値BEST100」を特集しています。これは、約10年前に分譲された新築マンションが、中古として何倍の価格で流通しているかを示す指標「RV(リセールバリュー)」をランキング化したものです。よくある指標ではありますが、最新のものとしてご紹介します。ランキングは、以下の通りです。数字はリセールバリューの%です。

1 原宿 173.4  2 みなとみらい 155.2  3 溜池山王 142.7
4 半蔵門 136.3  5 淡路町 134.6  6 大崎 134.4
6 麻布十番 134.4  8 神谷町 131.8  9 九段下 131.5
10 明治神宮前 131.3  11 市ヶ谷 129.9  12 永田町 129.5
13 田町 128.7  14 東神奈川 127.9  15 目黒 126.8
16 恵比寿 126.0  17 本所吾妻橋 125.6  18 荏原中延 125.2
19 豊洲 124.2  20 人形町 124.1


 対象の街は首都圏全体なのですが、トップ20のうち23区が18を占め、残りの2つはみなとみらい、東神奈川という横浜湾岸再開発エリアになっています。

 23区18の街のうち、
千代田区が最多の6、港区、渋谷区、品川区が各3、中央区、墨田区、江東区が各1となりました。都心(千代田、中央、港、渋谷)が13と圧倒しています。品川区と江東区は再開発等によるもので、墨田区は東京スカイツリー効果と言えます。

 トップ20を眺めていると、
人気の街のど真ん中というより、その周辺で当時は少しイケてない、購入するには若干躊躇する場所だったところが多く、だからこそ価格がそれほど強気でなかった、という様子が感じられます。その後の再開発が街の利便性を押し上げ、気が付けば価格が高騰していた街が多いのです。

 また、
千代田区などはそもそも住むところか、とも思われていたところ、マルエツプチなど都心型スーパーが台頭し、生活利便性が格段に上がったといった事情もあります。これらのことから、購入する時点では「交通利便性は抜群にいいけど、街並みが今一つでその良さがまだ浸透しきれていない」という場所が良さそうです。

 それにしても、
都心偏重の動きはますます顕著で、「郊外の良さ」をいくらアピールしてもこの傾向は変わりそうにありません。私の娘がこの夏、都心の会社に長期のインターンをすることになったのですが、自宅のある武蔵小杉から当然通うつもりでいたら、会社の人事担当から驚かれたそうです。

「え?武蔵小杉から通うの?オフィスから遠いから、インターン期間中ホテルに泊まったら?」

 遠いと言ってもオフィスは丸の内にあり、武蔵小杉からドア・ツー・ドアで約30分です。しかし、インターンはハードでタクシー帰りのこともあり、その時は娘も都心からの遠さを実感したそうです。実際、インターン生のうち東京在住以外で自宅から通ったのは娘1人で、埼玉在住の学生はホテルに泊まったということでした(ホテル代は当然会社負担です)。

 その会社の社員は
ほぼ全員が都心住まいでした。お洒落とか、かっこいいとか、そういうことではなく、とにかく通勤の時間や体力の消耗がもったいないということのようです。家賃は高くてもそれに見合うだけの価値は十分にある、というか、それ以外は考えられないとのことでした。

 この会社はやや極端かもしれませんが、
今の20歳代はほぼ同じような感覚を持っていることを感じます。そのような人たちは、年齢を重ねても傾向が容易に変わることはなく、その子供たちもますますそのような傾向になっていくことでしょう。都心に住むことはもはや「憧れ」ではなく、何の変哲もない「日常」になりつつある(都心のコモディティ化)ことを感じました。

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