<< グローリア荻窪(中古)−駅徒歩1分にして四方を見渡すルーフバルコニー | main | オープンレジデンス世田谷梅丘(新築)−低層メゾネットの現代型長屋、坪単価250万円前後の割安な価格帯 >>
スポンサーサイト
この広告は60日以上更新がないブログに表示されております。
新しい記事を書くことで広告を消すことができます。


| - | | - | - |
本日の不動産関連ニュース−多摩ニュータウン:資産という運命共同体
JUGEMテーマ:マンション

★ 24日付朝日新聞によれば、設備の修繕、住民の高齢化など、分譲マンション・団地の抱えるさまざまな問題に対応しようと、多摩ニュータウン(多摩・八王子・稲城・町田市)地域の管理組合が連携し、団体が設立されました。住民の高齢化が進み、役員のなり手不足も心配されており、これを契機に「地域の情報交換を進めたい」としています。

 設立されたのは
「多摩マンション管理組合連絡会」です。多摩ニュータウンには、旧公団が分譲した団地や民間マンションが集中し、多摩市だけで約200組合(計1万7,400戸)を数えます。しかし、横断的な組織はありませんでした。

 連携の動きの
背景にあるのは、各組合の「孤立化」の問題です。

 同会によれば、
役員任期が1年の場合が多く、経験不足のため管理会社や修繕業者ペースで契約を結び、無駄な出費や不要な工事をすることもあります。

 エリア内には
築20年以上の建物が多く、高齢化が進み役員のなり手が不足している組合もあります。将来の大規模修繕で工事費がかさみ、負担に耐えられない住民が増える問題なども指摘されています。

 連絡会の常光奎吾副会長は「まず情報の共有化を図りたかった」と言います。
「どんなコンサルと交渉し、業者と契約したのかをチェックし、どんなコミュニティー活動をしているのか、お互いを知ることで自立した管理につなげることができる」

 こうした連携を目指し、組合の有志たちが同市やマンション管理士会と準備会を設立したのが昨年です。対象をニュータウン周辺の組合にも広げて呼びかけ、14組合(約3,800戸)、31人の個人会員でスタートすることになりました。

 21日に同市内で開かれた設立総会では、NPO全国マンション管理組合連合会の穐山(あきやま)精吾会長が出席して講演しました。アスベストや耐震、高齢化の問題など今後の課題について語り、「
多摩市ではマンションの沈滞化が市の沈滞化につながりかねない。情報交換のために連絡会を立ち上げたことは時宜に適している」などと話しました。

 連絡会では今後、定期的に広報紙を発行するなどして情報交換を進めていく計画です。

 同会の西山博之会長は「連携できる管理組合を増やしたい」としており、事務局を当面、市都市計画課に置き、参加を呼びかけるということです。

 (所感)


 多摩ニュータウンの高齢化問題は、時代を先取りしたものとして注目を集めています。昭和40年代に日本最大規模のニュータウンとして脚光を浴び、若い世代が次々とこの地に移り住みました。しかし、その40年後のいま、当時の若々しかった住民は高齢化し、マンションは老朽化し、ここで育った20代〜30代は職住近接嗜好となって、この街を離れていくという、さみしい結果となりつつあります。

 昨年、都市と地方の格差問題との関連で、地方での限界集落の存在がクローズアップされましたが、最近、新宿戸山団地など、
都会での限界集落の存在が話題になっています。実は東京のど真ん中にも、高齢化し、活力が失われつつある団地が存在し、地域や人とのつながりが希薄なだけに、住んでいる高齢者の孤独感・寂寥感は田舎以上のものがあるというのです。

 共同住宅における高齢化の進行は、そのマンションがヴィンテージ化するなど、世代交代がスムースに起こりえるような人気の物件はごく例外として、ほとんどのマンションが経験するであろう深刻な問題です。特に、分譲マンションは、同時期に同世代の住民が一挙に入居するため、高齢化も一気に進行してしまいます。

 しかし、
一方では、希望もあります。私たちは、マンションという個々の箱の中で、プライバシーの名の下に、できるだけ他人とかかわらないように暮らしてきました。ところが、構成員の高齢化による自らの住まいの衰退は、マンションの場合は自分一人だけでは解決できない問題なのです。私たちは、このとき改めて、それぞれの住民が「自分の住まいを守る」という一点で利害を共にする仲間だということに気がつきます。

 コミュニティを喪失しつつある現代において、マンションという共通資産を有する団地管理組合は、新しいコミュニティの団結のあり方を提示しているような気がしてなりません。今回の多摩ニュータウンにおける「多摩マンション管理組合連絡会」の発足は、自治会で言えば、自治会連合会ができたようなもので、従来の地縁のつながりに代わる資産のつながりとして、大きな可能性を有しています。

 多摩ニュータウンが自らの力で高齢化の問題を克服できたとき、私たちは将来に対して最も大きな勇気をもらうことになるのではないでしょうか。

『分譲マンション・アップデート』へ


| 最新ニュース | 23:39 | comments(0) | trackbacks(1) |
Comment
コメントする









この記事のトラックバックURL

トラックバック
-
管理者の承認待ちトラックバックです。
- | 2009/02/07 10:34 AM |