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ブリシア新横浜(新築)−今話題の新路線開通!で3LDK3,900万円台から

JUGEMテーマ:マンション


★ JR横浜線・東海道新幹線・横浜市営地下鉄ブルーライン「新横浜」駅より徒歩12分の場所に立地するブリス分譲、シミズ・ビルライフケア施工、地上10階地下1階建、総戸数70戸の『ブリシア新横浜』です。

 アドレスは横浜市港北区新横浜1丁目です。新横浜は、横浜市港北区にある「新横浜」駅を中心とする地域で、1丁目から3丁目まであります。室町時代には長尾景春の乱の戦場になったといわれています。

 新幹線が開通する前は
横浜市内最大の水田地帯で、昭和期に至るまで、鶴見川を中心に田畑が鴨居・川和方面から小机、新羽、岸根、大倉山方面に至るまで一面に広がっていました。しかし、1964年に東海道新幹線が、翌年環状2号がそれぞれ開通すると状況は一変しました。特に1976年に「ひかり」が停車するようになって以来、企業やホテル等が集積し、著しい発展を遂げてきたことから、新幹線によって出来た街といえます。

 1985年には市営地下鉄が延伸開業し、さらに、 横浜アリーナや、新横浜プリンスホテル・ペペの開業、2002 FIFAワールドカップの決勝戦が横浜国際総合競技場(日産スタジアム)で行われたことにより、知名度は大きく上がり、イベントとビジネスの街として成長しています。

 「新横浜」駅は1992年には「のぞみ」の運行開始でその停車駅となり、その後年を重ねるにつれ新幹線の停車本数を増やしていき、ついに2008年3月15日のダイヤ改正では
「新幹線全停車」というレベルに格上げされました。2019年に本地区を通る神奈川東部方面線が開通する予定で、相鉄線方面・東急東横線方面からの利便性が向上します。東急東横線へ接続すると新横浜〜渋谷までの直通アクセスが実現し、 これにより新横浜は、東京都心へも便利な拠点としての新たな価値を獲得できます。

 現在の利用路線は上記の東海道新幹線、JR横浜線、横浜市営地下鉄ブルーラインですが、
将来的にはこれに東急新横浜線、東急目黒線、相鉄新横浜線が加わり、6路線が利用可能になります。

 新横浜の駅前はショッピングエリアで、家電量販店・食品売場・レストランが利用できる
キュービックプラザ新横浜や、デパート感覚で多彩な店舗が揃った新横浜プリンスペペなど大型商業施設も充実し、日々のお買い物で活用できます。また、本マンションからニトリ新横浜店には徒歩2分の近さです。

 さらに、
日産スタジアムや横浜アリーナに象徴されるように、新横浜は、スポーツや音楽の大きなイベントが開催されるアミューズメントシティでもあります。それらを“我が街”で堪能できるプレミアム感も、新横浜に暮らす魅力です。公園等は、新横浜駅前緑地が徒歩4分、岸根公園が徒歩12分となっています。

 「新横浜」駅から本マンションまでは徒歩12分で、同駅前から環状2号線を南西方向に歩いた同道路沿いに所在します。交通音は気になりますが、幹線道路沿いのおかげで各店舗等へのアクセスは良好です。

 周囲の景観に融和する
ライトブラウンを基調としながら、アースカラーのタイルを貼り分けることにより洗練されたデザイン性を有し、また陽光に映えるガラス手摺が明るいモダンさを醸し出す建物外観です。

 間取りは1LDK〜3LDK、専有面積35.07平米〜65.55平米と、シングルからコンパクトなファミリープランまで揃えています。販売価格は2,898万円〜5,348万円、坪単価230万円〜320万円です。投資用にもなる1LDKは坪単価273万円〜320万円と高いのですが、その分2LDK〜3LDKは坪単価230万円〜282万円と抑えられています。

 平均坪単価は259万円です。現在同じ町内で販売中の『ソルティア新横浜』が「新横浜」駅徒歩9分と本マンションより若干駅に近いですが、平均坪単価280万円台とされており、それより1割安い価格水準です。なお、2年前に分譲された『ミオカステーロ新横浜4』は「新横浜」駅徒歩11分で平均坪単価228万円でした。

 コンパクトな3LDKのため、価格帯としては
3LDKが3,900万円台からと買いやすいです。専有設備は機能的で過不足なく、全戸トランクルーム付もうれしいポイントです。今話題の「新横浜」駅の新路線開通による利便性向上も期待が膨らみ、駅距離のハンデも減殺されている印象のマンションとなっています。

公式ホームページ ⇒ブリシア新横浜

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| 新築マンション 横浜市港北区 | 19:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
今が最後の買い時!?−不思議と価格が安かった神田エリアのマンション

JUGEMテーマ:マンション


★ HowMaマガジンは7月26日付で『JR山手線沿いのマンション相場は?神田駅のマンション相場を徹底解剖!』を掲載しています。その概要は、次の通りです。

「東京駅と秋葉原の間に位置する
神田駅ですが、不動産の相場を見ると山手線の中では平均的、もしくは、それよりやや下の水準であることが分かります。

 単身者向けの新築マンションでも3,000万円で購入できますし、新築物件を賃貸に出した場合は10万円ほどの家賃で貸すことができるため、新築ながら4%程度の利回りが期待できます。広めのファミリー向けマンションでは、1億円以下で購入できる相場です。

 新幹線が通っている東京駅の隣駅として考えると、神田駅周辺自体にはあまり大きな商業施設などはないものの、その相場はリーズナブルと言えるのではないでしょうか。値下がり率を見ると他の駅とそう変わりはないため、資産価値が一気に下がる懸念は無いようです。

 神田エリアで最もマンションの相場が高いのは神田淡路町です。対照的に
東神田や日本橋馬喰町などは、神田淡路町の最高値からみて半値近くの価格でマンションを購入できます。エリアによる価格のばらつきの大きさが、神田駅付近のマンション相場の特徴と言えそうです。

 秋葉原駅に近い岩本町のように7,000万円前後でマンションが買えれば、決して損はしない買物だと言えます。神田駅付近では、意外と安値の物件を見つけやすいことがわかってきます。
 
 神田駅周辺で地価が最も上昇したのは神田紺屋町で、
1年間の地価上昇率は10.98%にもなりました。神田駅周辺は千代田区ということもあり、坪単価が1,000万円以上の非常に高い地価を誇るエリアが目立っています。内神田でも複数の地区が上位にランクインしており、坪単価が1,000万円以上です。地価が安い、高いを問わず、全体的に神田駅周辺の地価が大きく上昇しています。

 神田では、計測された
13のエリア全てで人口が増加しています。さすがに東京駅付近・皇居付近は人口が大きく伸びていませんが、秋葉原駅方面で人口が1,000人以上増加しているエリアが二つあるなど、秋葉原の発展によって神田駅周辺でも人口が増加しています。

 近年の神田駅周辺は事情が大きく変わり、
2010年から2015年の間に高層マンションが複数建てられるようになりました。神田駅周辺に人気があるというよりも、むしろ秋葉原駅周辺の人気が神田駅付近に影響を及ぼしています。

 千代田区全体の人口増加率は24%と23区の中でもトップクラスの伸び率です。医療費無料を18歳まで引き上げるなど、子育て支援に重点を置いた自治体の政策により、子育て世帯が流入してきていることが要因の一つとしてあげられるでしょう。そんな子育て世帯が多く選んでいるのが神田駅周辺のエリアなのです。

 神田駅周辺はオフィスビルと繁華街が入り混じるイメージがありますが、駅から少し離れるとマンションも多く建っており、
ファミリー向けの物件もそれなりにあります。

 駅前が繁華街であることから住む場所としては敬遠されがちな神田駅ですが、隣接する
東京駅や秋葉原駅周辺と比べると犯罪件数が圧倒的に少なく、住む場所をしっかり選べば比較的安全に暮らせるのが特徴です。

 新幹線の停車駅があって首都の名前がついている東京駅、そして、海外からの観光客も多くてサブカルチャーの発信源として独特な雰囲気を持つ秋葉原。二つの大きな駅に挟まれた神田駅は、ビジネス街というよりも大学が多く、古書店がある街というイメージが強いのではないでしょうか。

 そんな神田でも時代の流れとともに
地価は上昇し、人口も大きく伸びています。それほどマンションが多い場所ではありませんが、秋葉原駅や東京駅をよく利用する人にとって便利であることから、神田はこれからも順調に需要が伸びていくと考えられそうです。

 地価は上昇していますが、今はまだそれほどマンションの相場や家賃の相場が高くないエリアもあります。
今からマンションを購入して将来の売買益を狙う、もしくは、単身者向け物件を元手に賃貸収入を狙ううえで、神田は注目するべき街だと言えそうです。」

 以上が記事の概要です。どれも有用な情報と思えたので、長々と引用してしまいました。

 本ブログでも、7月20日付の記事で『シティハウス千代田外神田』を紹介しておりますが、それは上記記事と
ほぼ同様の感想を有しているからです。

 利便性は抜群の都心で、神田エリアは千代田区の中でも地価が抑えられた形で推移してきました。しかしこのところ、地価上昇率が10%に及ぶところが数多く出るなど、神田地区の地価の上昇ぶりには目を見張るものがあります。

 一方、
マンションの売れ行きは他の千代田区エリアに比べれば緩慢なところがあり、まだ地価上昇が相対的にはそれほどでもなかった時代に仕入れた物件が残っています。今後の神田エリアの新築マンションは、現在の土地相場の影響を受けて価格が上昇していく可能性があり、「今が買い時」とも言えます。

 古書店街、大学、サブカル、そして首都の中心東京駅―いろいろな顔を併せ持つこのエリアに住むということは、資産価値を抜きにしても十分に刺激的で満足いくものだと言えるでしょう。

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| ノウハウ・経験談 | 19:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
浅草橋アムフラット(中古)−駅徒歩3分、築20年未満で手頃な三方角部屋3LDK

JUGEMテーマ:マンション


★ 都営浅草線「浅草橋」駅より徒歩3分、JR総武線「浅草橋」駅より徒歩4分、同線快速「馬喰町」駅より徒歩6分の場所に立地するプロス住宅旧分譲、栗本建設工業施工、地上8階建、総戸数18戸、2001年3月築の『浅草橋アムフラット』です。

 アドレスは台東区柳橋1丁目です。柳橋(やなぎばし)は1丁目及び2丁目からなり、台東区の南端に位置します。名称は神田川と隅田川の合流点近くに「柳橋」と称する橋があったのにちなみました。柳橋には2017年12月1日現在、1,920世帯3,053人が住んでおり、うち1丁目には693世帯1,124人が住んでいます。通学校は区立台東育英小学校です。

 北で蔵前、東で隅田川をまたいで墨田区横網・両国、南で中央区東日本橋・日本橋馬喰町、西で浅草橋と接しています。沖積平野にあたり
地形は平坦であり、東を隅田川、南を神田川が流れています。墨田区側には鉄道橋(総武線隅田川橋梁)以外に直接渡る手段がありません。南西に1丁目、北東に2丁目があり、国道6号沿いにあたり、主に商業地として利用されています。

 柳橋は1630年の江戸時代に
徳川幕府が設置した米蔵「浅草御蔵」の一部として指定されており、現在の柳橋2丁目には三河岡崎藩邸や信濃上田藩邸などの武家屋敷が置かれており官有地となっていました。

 浅草御蔵は隅田川の西岸、神田川北側の一画に、南は現在の柳橋2丁目より、北は蔵前3丁目にかけて位置していました。浅草御蔵は幕府の米蔵であり、地租が金納となったのちは米廩(べいりん)、または米蔵と呼ばれ、1878年(明治11年)以降は大蔵省内において大阪など全国の米蔵を掌握し、米価の調節など貯蓄米にかかわる事務を行った常平局が管理し、
浅草御蔵の地に本局をおきました。柳橋1丁目は浅草旅籠町などが中心に江戸前の料亭が軒を連ね、特に柳橋芸妓で知られていました。

 関東大震災後の復興と区画整理にともない、1934年(昭和9年)に町名が変更され、従前の下平右衛門町の大部分・新森田町・新片町・旅籠町の大部分が浅草区柳橋1丁目、旅籠町の一部・旅籠町2丁目・瓦町東部・須賀町東部・御蔵前片町東部が浅草区柳橋2丁目となりました。1947年(昭和22年)3月15日に
下谷区と浅草区が合併し台東区柳橋1丁目及び2丁目となり、1964年(昭和39年)に住居表示が実施され現行の柳橋1丁目・2丁目となっています。

 「浅草橋」駅から本マンションまでは徒歩3分です。同駅A1出口から江戸通りを北上し、浅草橋駅前交差点を右折、柳橋桜南通りを東に歩き、丸善観光支店の角を右に曲がり、一つ目の四つ角を左折してさらに東に進み、浅草橋産業会館の手前左手が本マンションとなります。「馬喰町」駅からは徒歩6分で、神田川を渡り、北西方向に歩いた場所に所在します。上記の通り地形は平坦で、「馬喰町」駅からの道のりはわずかに下っています。

 日常のお買い物は、
スーパー肉のハナマサが徒歩7分、ファミリーマートが徒歩4分、ローソンが徒歩5分、区立浅草橋公園が徒歩5分、両国郵便局が徒歩5分です。

 隅田川沿いの道路から一本中へ入り、
静かな環境に建つ地上8階建て総戸数18戸の外壁タイル貼りマンションです。居住フロアの2階〜5階に3住戸、6階〜8階には2住戸を配置し、全18戸中14戸に角住戸を創出、間取りは1LDK〜2LDK(専有面積54.86平米〜86.24平米)のDINKSやファミリー向けプランで、最上階にはメゾネットタイプもあります。

 オートロック、宅配ボックス、防犯カメラ、モニター付きインターホンなどのセキュリティを装備し、CATV、BS、CS等にも対応するなど、安全性、快適性に配慮されています。また、ペット可マンションです(飼育細則有)。

 対象住戸は、
地上8階建て建物の6階に所在する専有面積73.63平米の3LDKです。南東・南西・北東の明るい三方角部屋で、バルコニー付の独立型キッチン約4.5帖(食器洗浄機付)もアピールポイントです。キッチン・トイレに窓があり、約19.67平米の両面バルコニーによる風通しの良さもあります。収納量は標準的です。

 販売価格は5,190万円、坪単価233万円です。各ポータルサイトで対象住戸の自動査定を行うと、『マンションナビ』では5,084万円〜5,482万円、『イエシル』では3,914万円、『マンションマーケット』では5,333万円〜5,592万円、『ふじたろう』では3,929万円、『HOME'Sプライスマップ』では4,568万円〜5,120万円、『マンションレビュー』では5,190万円でした(面積等を対象住戸に合わせて補正しています)。

 これらの
自動査定の平均は4,771万円、坪単価214万円となり、販売価格は8.8%割高との試算結果です。なお、本マンションの分譲時は最もマンション価格が安かった頃であり、平均坪単価は179万円、対象住戸の分譲時価格は4,280万円、坪単価192万円との記録が残っています。

 試算評価は2分化しましたが、
積算方法を大変安価だった当初価格に基本を置くか、マーケット現況重視でいくかの違いが出たものと受け止めています。築20年未満のまだまだ新しい浅草橋物件が坪230万円台で購入できるのは魅力であり、間取りは整形ではありませんが三方角部屋による明るさ・通風が期待できます。ファミリー物件として手頃な価格帯となり、検討に値する物件だと思います。

 種別:中古マンション
 名称:浅草橋アムフラット
 価格:5,190万円 (税込)
 所在:台東区柳橋1丁目
 交通:「浅草橋」駅徒歩3分
 面積:専有面積73.63平米

詳細はこちら
浅草橋アムフラット

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| 中古マンション 台東区 | 21:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
「あと少し手を伸ばせば届きそうな高級マンション」の消滅

JUGEMテーマ:マンション


★ 不動産経済研究所は7月18日、『首都圏のマンション市場動向−2019年6月度−』を発表しました。これによれば、6月の発売戸数は2,259戸で、前年同月の2,659戸より15.0%減となりました。2年前の6月の発売戸数が2,284戸ですので、6月としてはここ3年間で最少の販売戸数となります。もっとも、6月は梅雨時で、マンション販売としてはあまり適さない時期ではあります。

 地域別では
東京都区部が892戸で前年同月比37.6%減と大きく減少したのが響きました。都下も137戸で18.0%減、これにより東京都のシェアは45.6%となりました。通常、東京都のシェアは50%を超えてくるのですが、珍しくこれを割り込みました。23区に大型物件がなかったことと、価格高騰で買いづらくなっていることが原因と思われます。

 契約率は65.9%で、前年同月比0.1ポイントダウン、前月比5.9ポイントアップとなりました。本年に入ってからは、3月に72.2%と好不調の分かれ目となる70%を超えたものの、それ以外は軒並み7割を切る月が続いています。地域別では都下が56.9%で最も低く、都区部は66.6%でした。

 1戸当たり価格は5,964万円と、前年同月比で1戸当たり280万円、4.5%ダウンしています。都区部では1戸当たり7,672万円で、前年同月比で1.4%アップしています。千葉県が地域別では唯一ダウンしており、17.7%のダウン、4,158万円でした。

 販売在庫数は7,438戸と、前月に比べて217戸減少しましたが、前年同月では6,368戸でしたので、1,070戸増加している計算です。タワー物件は21物件455戸の売り出しがあり、前年同月比で18.5%増加、契約率も前年同月62.5%と比べ、66.4%と増加しました。

 タイプ別の契約率は、1K20.5%、1DK35.3%、1LDK70.1%、2LDK78.5%、3LDK63.6%、4LDK58.9%でした。1LDK、2LDKが高く、1K、1DKが低くなっており、シングル、ディンクス、小家族用にニーズがあり、投資用が低調だったと言えます。

 また、
価格帯別の契約率は、4,000万円以下65.2%、4,000万円〜6,000万円65.1%、6,000万円〜8,000万円56.2%、8,000万円以上82.2%でした。高価格帯がよく売れ、その下の価格帯が最も売れていないという結果です。これは、一般層が買える6,000万円以下、富裕層が買う8,000万円以上のはざまで、「中途半端な価格帯」になっていることが考えられます。

 これも
所得格差の拡大ととらえればいいのでしょうか。今まで高級マンションの主力購入層だったアッパーミドルがパワーカップル化して富裕層マンションへと視線を移し、郊外型マンション中心の一般サラリーマン層との世界をますます違えている気がします。

 確かに、
「あと少し手を伸ばせば届きそうな高級マンション」というものが少なくなり、私たち一般サラリーマンの夢があきらめに変わってしまった現状を裏打ちしているのではないか、としみじみ感じました。

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| 市場動向 | 19:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
シティハウス千代田外神田(新築)−今や割安となった住友不動産・千代田区アドレス新築物件

JUGEMテーマ:マンション


★ 東京メトロ千代田線「湯島」駅より徒歩2分、同銀座線「末広町」駅より徒歩3分、同銀座線「上野広小路」駅より徒歩7分、都営大江戸線「上野御徒町」駅より徒歩7分、JR山手線・京浜東北線「御徒町」駅より徒歩8分、東京メトロ日比谷線「仲御徒町」駅より徒歩9分、同丸ノ内線・JR総武線・中央線「御茶ノ水」駅より徒歩11分、JR山手線・京浜東北線・総武線・つくばエクスプレス・東京メトロ日比谷線「秋葉原」駅より徒歩12分、東京メトロ銀座線・日比谷線・JR山手線・京浜東北線・東北本線・高崎線・常磐線「上野」駅より徒歩13分、京成電鉄本線「京成上野」駅より徒歩13分の場所に立地する住友不動産分譲、住友不動産シスコン施工、地上13階建、総戸数93戸(地権者住戸6戸含む)の『シティハウス千代田外神田』です。

 アドレスは千代田区外神田6丁目です。外神田は1丁目から6丁目まであり、千代田区のうち神田川の北側に張り出した位置にあり、一般的に秋葉原と呼ばれている地区にほぼ相当します。千代田区・神田地域(旧・神田区)の最北端に位置し、文京区(湯島)、台東区(秋葉原・上野)との区境にあたります。

 1878年の郡区町村編制法施行以降、この区域は
神田区に属しました。1947年に神田区は麹町区と合併して千代田区が誕生したため、以降千代田区の一部となりました。江戸府内より見て神田川(外堀)の外側を「外神田」(内側は「内神田」)と称したことが名前の由来で、1964年の住居表示実施による町名変更の際、この名が新町名に採用されました。

 2017年12月1日現在、
外神田には2,321世帯3,895人が住み、本マンションの所在する6丁目には458世帯759人が住んでいます。学区は昌平小学校となっています。

 「湯島」駅から本マンションまでは徒歩2分です。同駅6番出口から都道452号線を南下し、「肉のハナマサ」に隣接しています。「末広町」駅からは徒歩3分、同駅4番出口から西に歩き、都道452号線を北上する道のりです。「湯島」駅から2駅4分で「大手町」駅に着きますし、徒歩15分圏内に揃う10駅13路線の利用で、都心各所への高いアクセス性があります。

 江戸時代には、松平家をはじめとした大名屋敷が建ち並ぶ由緒ある街であり、周囲は大規模な公園の潤いも感じられます。湯島天神には徒歩6分、神田明神には徒歩7分、湯島聖堂には徒歩10分で、セレクトショップなどが揃う「マーチエキュート神田万世橋店」に徒歩10分、「御茶ノ水ソラシティプラザ」に徒歩12分、「ワテラス」に徒歩10分です。日常のお買い物は、お隣の「肉のハナマサ」が今や総合スーパーとして便利に使えるレベルになっています。

 地上13階建総戸数93戸、水平・垂直のラインが創る端正なフォルムが街並みに映える、住友不動産らしいスタイリッシュな印象の都心住宅です。コンクリート打放し風の木目調塗装で仕上げた壁や、斜めに切り取られた空間が印象的な3層吹抜のエントランスが特徴的です。

 3面接道の敷地を活かした配棟計画で、良好な通風・採光と開放感を実現しています。また、歩行者専用のエントランスとは別にバイク置場や自転車置場、駐車場への出入口を設けて、それぞれの安全に配慮されています。

 間取りは1LDK〜3LDK、専有面積38.25平米〜67.72平米のコンパクトな都心型住宅です。現在は建物内モデルルームがオープンし、8月下旬予定で5戸販売とされており、間取り1LDK〜2LDK、専有面積40.18平米〜56.68平米に対し販売価格5,090万円〜7,643.8万円、坪単価419万円〜446万円程度となっています。

 本マンションの
平均坪単価は450万円程度とされていますので、現在の販売住戸は低層階などが多いのかもしれません。標準相場をごく大まかに試算すると、339万円(末広町2016年坪単価)×1.074(駅距離補正)×1.295(地価上昇補正)=坪単価471万円となり、本マンションは3%程度割安との試算結果です。

 本マンションの
分譲開始は2017年9月であり、その当時は割高感もあったのですが、最近千代田区外神田ないし末広町付近の地価は毎年10%近い値上がりを示しており、上記2016年坪単価からは約30%高い価格で試算されることとなった結果、今や割安サインが出るまでとなりました。

 確かに最近の都心新築マンションは、
港区物件を筆頭に坪500万円を超えてくるのが当たり前になっており、本物件は売り出しが早かった分、お買い得感が出てきました。駅徒歩2分、10駅13路線の利便性は申し分なく、住友不動産ブランド、千代田区アドレス、総戸数も100戸程度の規模はあって、アピール度は高いものがあります。

 建物は
昨年12月19日に完成し、入居は来年4月下旬が予定されています。住友不動産なので、竣工物件とは言え値引きは難しいかもしれませんが、それがなくとも十分検討に値する物件だと思います。

公式ホームページ ⇒シティハウス千代田外神田

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| 新築マンション 千代田区 | 22:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
マンション価格の平均値と中央値の格差とは?−東京の歪な価格分布が明らかに

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★ 16日付のZDNet Japanは、不動産情報プラットフォーム事業を行うマーキュリーの『2019年上半期ファミリータイプ価格動向』についての記事を掲載しています。

 この調査では、
2019年上半期に供給されたファミリータイプ(3LDK(2SLDK等のサービスルーム含む))の住戸価格を集計しました。これによれば、2019年の上半期の平均価格は6,059万円、価格中央値は5,380万円で、2018年の上半期と比較すると、平均値で314万円(+5.5%)、中央値で302万円(+5.5%)上昇しており、2019年上半期のファミリータイプのマンション価格は平均値、中央値ともに依然として上昇していることが分かりました。

 また2018年、2019年ともに
平均価格が中央値価格を700万円程度上回っており、一部の高額の物件が平均価格を押し上げている構図であることも明らかになりました。

 エリア別に平均価格、中央値価格を見ると、
東京都が平均価格7,537万円に対して中央値価格6,608万円で、首都圏平均を大きく上回る929万円の差が生じています。

 その他のエリアでは最も差が大きかった
千葉県でも145万円差、概ね100万円前後の差に収まるなど、首都圏の中央値価格に対して平均価格が上振れしている要因は東京都、特に中央値を上回る価格帯の物件が数多く供給される都区部を中心とした主要エリアの価格にあることが分かりました。

 価格帯別の供給割合を見ると、
5,000万円台が全体の25.7%で最も多く、次いで4,000万円台の22.6%と続きます。5,000万円未満は全体の40%にとどまる一方、8,000万円以上の高価格帯が全体の12%を占めています。

 エリア別にみても、
東京都と神奈川県で最多供給価格帯が、埼玉県で2番目に多い供給価格帯が5,000万円台で、平均価格および中央値価格付近が概ね主力供給ゾーンであることも分かります。

 昨今マンション価格は高値維持していると言われていますが、特に
東京都のように高価格物件の価格の偏りが大きなエリアについては中央値の方が感覚値に近い数値と言えそうです。

 以上がZDNet Japanの記事の概要です。今回の調査でスポットが当てられているのが
平均価格と中央値価格の格差です。上記の記事の通り、首都圏新築マンションの3LDKの平均価格が6,059万円、中央値価格が5,380万円で、その差は679万円あります。これを東京都に限ってみるとその差が929万円と拡大します。

 これをみて
連想するのが、日本人の平均貯蓄額です。金融広報中央委員会によれば、2016年の日本人の平均貯蓄額は1,615万円とされています。「えっ、みんなそんなに持ってるの?」とあせるのですが、これが中央値となると、950万円に下がります。

 しかも、これは
「金融資産がある世帯」を対象とした数字なのです。「金融資産がない世帯」を含めると、平均値は1,078万人、中央値は400万円まで落ちることになります。さらに、シングル世帯になると、全世帯で、平均値が822万円、中央値が20万円になってしまいます(ちなみに、40歳代のシングル世帯の中央値はなんとゼロです)。

 1,615万円という平均値を見ると
「日本人って案外裕福なんだな」と思いますし、20万円という中央値を見ると「日本人って貧乏になったなあ」と思うでしょう。40歳代シングル世帯の中央値がゼロ、と聞くと、もはや貧困国という言葉しか思い浮かびません。これらがいずれも正しい数値であることに驚きます。

 それはともかく、
マンション価格の平均価格と中央値価格の格差は、マンション購入において、世帯によって格差が拡大していることの表れととらえることができます。それは都心部になるほど激しく、一握りの富裕層と大多数の一般層という、従来「一億総中流社会」と言われた日本とは異なった姿になってきたことを実感します。

 一方、これは首都圏では
東京のみに顕著に表れた現象でもあります。平均価格と中央値価格の格差は、神奈川県で90万円、千葉県では145万円に過ぎず、埼玉県では▲64万円と、むしろ逆転しています。

 すなわち、埼玉県では何が起きているかというと、
マンション価格で最も多い価格帯が、埼玉県の平均価格4,535万円を大きく下回る3,000万円台になっているのです。埼玉県では、主要価格帯が、3,000万円台と5,000万円台という二こぶラクダとなり、かつ、6千万円台超の物件が極端に少なくなるという価格構造を形成しています。

 それはそれで
ある意味、埼玉県におけるマンション購入事情としても格差がある、ということなのかもしれません。最もいびつなのがやはり東京都で、1億円以上の供給戸数が8千万円台と9千万円台を合計した供給戸数より多く、最上位層に供給が集中している形です。

 供給価格帯がきれいな曲線を示しているのが神奈川県と千葉県です。このような安定した曲線は、中古市場でも安定感をもたらし、今後とも健全な売買が成立していくことでしょう。

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| 市場動向 | 20:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
アミティ用賀(中古)−三方角部屋の開放感ある駅徒歩7分3LDKが4千万円台で

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★ 東急田園都市線「用賀町」駅より徒歩7分の場所に立地する川木建設旧分譲&施工、地上10階建、総戸数17戸、1997年3月築の『アミティ用賀』です。

 アドレスは世田谷区用賀1丁目です。用賀は1丁目から4丁目まであり、7,896世帯14,981人が住み、このうち用賀1丁目には最も少ない1,742世帯2,888人が住んでいます。通学校は桜町小学校と瀬田中学校となります。

 鎌倉時代初期に
真言宗の瑜伽(ゆが)の道場が開設されたことが地名の由来とする説があります。新編武蔵国風土記によれば、永禄・元亀年間(1558年-1573年)に後北条氏の家臣飯田帯刀とその息子飯田図書によって開発され、真福寺もこの時期に飯田図書を開基として創建されたものであるということです。江戸時代以前は、大山街道の宿場町、真福寺の門前町として、規模の大きなものではありませんでしたが、栄えていました。

 1889年、荏原郡用賀村が周辺の村と合併し、
玉川村大字用賀になり、1932年、東京市に編入され世田谷区玉川用賀町になりました。1971年、住居表示の実施に伴い町域が変更され、用賀と上用賀、玉川台、瀬田の一部、砧公園の一部に分かれました。1977年4月7日に東急新玉川線(東京地下鉄11号線)「用賀」駅が開業し、1993年、 旧玉電車庫用地に世田谷ビジネススクエアが開業、地上29階建てのSBSタワーが建設されました。2000年8月6日に新玉川線を田園都市線に合併、改称しています。

 「用賀」駅と砧公園・世田谷美術館を繋ぐ遊歩道である
『用賀プロムナード』があり、道に敷き詰められている瓦に百人一首が刻まれており、いらか道との愛称でも呼ばれています。遊歩道の多くは木々で覆われており、その環境の良さからドラマ撮影などに使われています。

 用賀に
碁盤目状の道路が整備されたのは昭和10年代であり、1995年(平成7年)には区道への通称名付与の一環として、そのうちのひとつに用賀七条通りという通称が付けられました。その際、用賀地区の道路が碁盤目状に整備されていることに着目し、大山通りと世田谷通りの間で東西に抜ける道路に番号を付け、用賀条通りなりました。七条通りは大山通りから数えて北へ7番目の道路であることを意味しています。

 「用賀」駅から本マンションまでは徒歩7分です。同駅南口を出て、環八に沿って東南東に進み、南下して玉川通りを渡ったところに所在します。交通量の多い玉川通りに面しているため、車の便はいいものの、交通音・排気ガスの影響は気になるところです。

 地上10階建て、総戸数17戸の小規模マンションです。グレーのタイル貼りに御影石のシックなエントランスで、落ち着いた風格を感じさせます。管理状態がよく、エントランスホールの床はピカピカです。広さは55.71平米〜84.8平米で、2LDK〜3LDK、1フロアに1戸か2戸の配置のため独立性があり、すべて角住戸でどれも2面以上バルコニーがあり、開放感があります。

 宅配ボックスや、エアコンのほか食器洗浄機、清水器、足元温風器、押し入れ除湿器、タオルウォーマーなど、あると便利なプラスアルファーの設備が標準装備で、快適な生活をサポートしてくれます。

 対象住戸は
地上10階建て建物の5階に所在する専有面積63.77平米の3LDKです。るく開放感のある三方角部屋で、三面採光のため窓が多く、日当たり、通風良好です。また、南側バルコニーは246号線(玉川通り)と逆向きになります。2013年に、キッチン・トイレ・浴槽を交換し、フローリング、カーペット、全居室クロスを張り替え、本年5月にはふすま、障子を張り替えるなど、リフォームが実施されています。

 LDは9.0帖、キッチンは3.7帖、洋室は5.7帖と4.5帖、和室は6帖と、
面積65平米もない中でコンパクトに居住スペースが取れています。さらに、全ての部屋が整形で、使いやすい間取りです。収納については、広い押し入れが付いています。

 販売価格は4,790万円、坪単価248万円です。各ポータルサイトで対象住戸の自動査定を行うと、『マンションナビ』では4,823万円〜5,221万円、『マンションマーケット』では4,992万円〜5,251万円、『ふじたろう』では5,185万円、『HOME'Sプライスマップ』では4,712万円〜5,522万円、『マンションレビュー』では4,875万円でした(面積等を対象住戸に合わせて補正しています)。

 これらの
自動査定の平均は5,064万円、坪単価263万円となり、販売価格は5.4%割安との試算結果です。築23年とまだまだ新しく、人気エリアでは強気の価格設定がなされるものが多い中で、このリーズナブルな価格水準に惹かれました。管理費・修繕積立金は月額合計で37,670円になります。三方角部屋の間取りも優れていて、小規模マンションであることを気にしなければお薦めできる物件だと思います。

 種別:中古マンション
 名称:アミティ用賀
 価格:4,790万円 (税込)
 所在:世田谷区用賀1丁目
 交通:「用賀」駅徒歩7分
 面積:専有面積63.77平米

詳細はこちら
アミティ用賀

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| 中古マンション 世田谷区 | 22:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
不動産に掘り出し物はあるのか?−永遠のテーマへの「掘り出し物」の類型化の試み

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★ 昨日、代官山のT-SITEでふと手にしたのがパウロ・コエーリヨの世界的ベストセラー『アルケミスト(錬金術師)』でした。錬金術師を志す者は、その術の実在を信じて、何年も、何十年も、人生をかけて研究に没頭します。もしかすると、その結果というより、彼らはその実現を夢見る過程が生きがいなのであり、人生そのものなのかもしれません。

 私は毎朝、目が覚めるとまず、
寝床の中でSUUMOのサイトで新着物件をチェックしています。SUUMOは、一日の中の最も大きな更新がバッチ処理により早朝に行われ、最もフレッシュな情報が、朝一番のミルクのように毎朝届くのです。私は様々な検索条件を登録し、新築・中古マンション、新築・中古戸建て、土地の新着物件を、徒然なるままに眺め回しています。

 それはあたかも、
骨董市で掘り出し物を見つける楽しみに似ています。数多くの退屈な(BORING)物件の中から、3日に1件くらい、「おっ」と思う物件に出くわします。その大半は、単なる目の錯覚や主観的な思い込みによる見当違いなのですが、感覚的には1ヶ月に1つくらいは、「掘り出し物」に出遭っている気がします。

 しかし、これらは
SUUMOに公開されている「掘り出し物」ですから、良い物はあっという間に掲載終了となって消えていきます。というより、瞬時の掲載終了により、私はそれを「掘り出し物だったのだ」と感じているだけなので、実際にそうなのかどうかは、結局のところ、よくわかりません。

 しかし、私なりの経験値で、
「不動産に掘り出し物はあるのか?」という永遠のテーマにつき、次のように「掘り出し物はある!」との立場で整理したいと思います。

1.売主側の値付け誤り

 ごく稀にですが、売主である個人が現在の不動産マーケットをよく知らず、また、売主側の仲介業者が何らかの理由で、その所在地の相場に見落としがあり、誤った価格設定をして、うぶ(PURE)な値段でそのまま市場に出てしまうことがあります。例えば、築20年程度の「大宮」駅徒歩8分の専有面積約40平米の区分マンションが約600万円、再建築不可ながら新小川町の土地・建物とも30坪超の所有権物件が1,680万円、「市川」駅徒歩10分内の築30年満室アパート約3千万円で利回り15%などが記憶に残っています。

 しかし、この場合には、
ほとんどのケースで一瞬にしてポータルサイトから消えていきます。購入したのは大半の場合買取業者で、現金購入ですので、私達エンドの消費者は全くかなわず、無駄に歓喜しただけの結果なります。次にその物件に出遭うときは、1千万円も2千万円も高くなっています。元々市場に出るはずのない価格でしたから、自然の摂理にしたがって淘汰されたものと考えるべきなのでしょう。

2.売主の個人的こだわり

 売主である個人が、当該物件への強い愛着から、価格ではない点で買主に条件をつける場合です。最近見た事例では、世田谷区の東急田園都市線人気の駅最寄り10分で、「この家の庭の価値がわかり、大事にしてくれる人に売る」という条件が付いていました。土地も広く、価格としてはかなり割安感があるのですが、この条件を守るとすれば、その土地の半分近くを占める庭を維持していかなければなりません。結局、この物件は、しばらくサイトに掲載された後、その庭を愛することができるであろう方が成約し、サイトから消えていきました。

 このほか、
「この土地(建物)は店舗や収益に使用するのではなく、マイホームとしてご家族が住む、という方に買ってほしい」という売主のリクエストは時々見かけますが、そのような物件の価格はリーズナブルなことが多いような気がします。

3.相続の代替わり

 思ったよりは少ないのですが、相続を受けた方が不動産に全く興味がなく、とにかく早く手放したいとして価格度外視で売却する場合です。相続先が複数の場合は逆に「骨肉の争い」となりやすく、価格が下る余地はほとんどないのですが、100%配偶者(奥様)に、あるいはご子息(息子さん)一人が相続する場合は、その不動産に対する嫌な思い出(そのせいで迷惑を被った、自分に目を向けてくれなかったなど)もあるのか、ご子息の場合は自分の仕事が忙しくて不動産経営などする暇がないケースもあり、厄介払いのような形をとることがあります。

 以前、
西新橋の区分マンションが、立地と築年数からすれば破格値で売られていたことがあり、それは上記のような、ご主人の不動産を相続した奥様が、価格はいくらでもよいから手放したいとしたケースでした。私もその物件をトライしましたが、融資がつかず、断念しました。

4.高齢な売主の資産整理

 3.と類似していますが、その不動産にお住まいの方が高齢になり、ふるさとに帰ろうとして、自ら住居を手放す場合です。先日聞いたお話では、目黒区不動前に何十年と住んできたご夫婦が、夫に先立たれ、ご自身もふるさとに帰ることになって、価格よりも身辺を整理したいとの思いから売却したケースがありました。
 
 また、
高齢な外国人が、長年住んできた日本から母国に帰ることになり、外国に出てからでは不動産売買で手続が煩瑣になり、日本人の買主に迷惑がかかると、都心一等地の区分マンションを安値で業者に買い取ってもらったケースがあります。それは私から見ても明らかに安く、「何もこんな価格じゃなくても」と思わず言ってしまいましたが、業者によれば、売主もその価格が安いことはわかっており、何より「もはやお金に困っていないから」ということのようでした。

 確かに、高齢で今後生きていくために必要十分なお金をお持ちの方であれば、
「これ以上の資産はもはや必要ない」という気持ちになるのでしょう。

5.売主と仲介業者との個人的つながり

 上記の3.及び4.の場合、売主と個人的なつながりを持つ業者がお願いされて買い取ることがあります。仲介業者も人間ですから、そんな親しい方(もしくはしがらみのある方)の物件で大儲けしたいとは思わない傾向があり、また、元々の営業エリアではない物件を買い取ってしまうこともあり、そして、買い取ったからには手元にあるだけ金融機関から借り入れた資金の利息が発生することから、「頼まれて買い取った物件を早期に、きれいに(後腐れなく)処理したい」と考えるようです。

 この場合、仲介業者は、その後
その不動産がどうなるかわからない買取業者より、きちんと使ってくれる個人に売りたいと考える傾向が強く、エンドである個人にも割安な価格で買えるチャンスが巡ってきます。上記4.の不動前の不動産も売主と個人的なつながりのある仲介業者が買い取って販売していましたが、すぐに複数組のご家族が見学に訪れ、スムースに購入が決まったようです。

 こうして見てくると、
それぞれの不動産にはその持ち主各々の事情があり、人生のドラマがあり、その思いは時として金銭的価値を超えてしまうことを実感します。『アルケミスト(錬金術師)』がたどり着く結末と類似しているような、そんな妙な気分にとらわれました。

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| ノウハウ・経験談 | 20:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
ロイヤルシーズン二子玉川(新築)−坪245万円からの、水と緑、光と風の新築マンション

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★ 東急田園都市線・東急大井町線「二子玉川」駅より徒歩15分、同大井町線「上野毛」駅より徒歩13分の場所に立地する末長組分譲&施工、地上5階建、総戸数60戸の『ロイヤルシーズン二子玉川』です。

 アドレスは世田谷区野毛3丁目です。野毛(のげ)は、世田谷区西部に位置し、玉川地域に属します。1丁目から3丁目まであり、野毛には2,723世帯5,945人が住んでいますが、このうち野毛3丁目には748世帯1,580人と、1丁目から3丁目の中では最も世帯数・人口が少なくなっています。

 北で上野毛・中町、東で等々力、南東で玉堤、南西の多摩川河川敷及び多摩川を跨いだ先で川崎市高津区下野毛・北見方に接しています。 東急大井町線「上野毛」駅・「等々力」駅、東急田園都市線「二子玉川」駅が最寄りです。真言宗智山派善養寺には
「善養寺のカヤ」と呼ばれるカヤの大木があり、東京都の天然記念物になっています。

 野毛はもともと上野毛との対で
下野毛村と呼ばれ、1889年に玉川村の大字下野毛となり、1912年に下野毛のうち多摩川右岸は神奈川県に編入されました。 1932年には世田谷区玉川野毛町とされ、1969年の住居表示改正により、現在の「野毛」となりました。

 野毛大塚古墳は野毛1丁目の玉川野毛町公園内にある、丸子川沿いの荏原台古墳群を代表する古墳です。この古墳のみならず、周辺には多くの古墳が存在しており、帆立貝型の前方後円墳が特徴で、東京都の史跡に指定されています。古墳群があるのも、水辺の近くで太古から住みやすかったことの証でしょう。古く「ノゲ・ニゲ・ヌゲ・ナゲ」は「崖」を意味する言葉であり、当地が国分寺崖線にある事から「野毛」とされました。

 「二子玉川」駅から本マンションまでは徒歩15分です。同駅東口から東に歩き、『二子玉川ライズ』『二子玉川ライズ タワー&レジデンス』、そして『二子玉川公園』を越えて、多摩川沿いの住宅地をさらに東に進んだところに所在します。「上野毛」駅からは徒歩13分で、こちらの方が最寄りなのですが、まさに国分寺崖線を上り下りするルートとなり、ターミナル駅である「二子玉川」駅のほうが普段使いには良さそうです。

 多摩川を身近にするロケーション、多摩川と向き合った南向き中心のプランニングによる採光と通風がアピールポイントです。お子様を遊ばせることができる「二子玉川公園」には徒歩3分、その向こうには洗練された大型商業エリア『二子玉川ライズ』のショッピングがいつでも楽しめます。

 一方、店舗は『二子玉川ライズ』及び「二子玉川」駅周辺に集積しているため、
コンビニも徒歩10分内にないことはやや不便です。また、通学校である区立玉川小学校へは徒歩16分かかることも留意すべきでしょう。玉川税務署が徒歩11分なのは、確定申告等を行っている方には便利です。

 白を基調とする明るい外観に、多摩川のさざなみのような波打った形状のバルコニーが印象的です。敷地面積が2,234.27平米とそれほど大きくないので、共用施設はそれほど豊富ではないのですが、ラウンジは開放的で、敷地北側には遊歩道「季節の小路」を配しています。屋上の一角に希望者が利用できる9区画の屋上菜園を設けているのは、末長組らしいユニークな個性が現れています。

 設備としては、
食器洗浄乾燥機、ディスポーザ、浄水器一体型シャワー水栓、オート開閉付タンクレストイレなどが備わり、通常のデベロッパーの備える専有設備とはデザインや質感が少し異なるものも見られます。浴室のラインニッチ収納なども工夫が見られて面白いです。

 2年前の2017年8月より分譲を開始し、昨年10月に竣工、現在は第4期8戸販売となっています。その概要は、間取り1LDK〜3LDK、専有面積55.24平米〜87.44平米に対し、販売価格4,100万円〜10,100万円、坪単価245万円〜382万円となっています。2LDKは4,900万円台から、3LDKは5,900万円台からの住戸があります。これまでの分譲住戸の平均坪単価は320万円台とされています。

 人気の二子玉川エリアの新築マンションで坪単価240万円台の住戸があるのは驚きました。これは南向きがセールスポイントである本マンションで北西向きのIタイプの低層階住戸で、日照等に難があると思われますが、そこは割り切りと考え方の問題かもしれません。

 私は、武蔵小杉に大型商業施設ができるまでは、『二子玉川ライズ』によく自転車で出かけていました。
本マンション周辺は多摩川の光と風にきらきらと輝いていた印象が強く残っています。きっと幸せで明るい生活ができそうな、そんな希望をふくらませてくれるマンションだと思います。

公式ホームページ ⇒ロイヤルシーズン二子玉川

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| 新築マンション 世田谷区 | 20:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
もしも政府が高騰するマンション価格を成敗したら?−韓国の事例に学ぶ

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★ 韓国紙「東亜日報」は5日付で『「ロト請約」や供給不足などの副作用が懸念される分譲価格上限制の拡大』というタイトルの記事を掲載しています。その概要は、次の通りです。

「韓国政府は、
民間マンションに対して分譲価格上限制を拡大適用する方針を公式化しました。ソウルの民間マンションの平均分譲価格が今年5月を基準に、この1年間で12.5%ほど値上がりするなど不動産価格の上昇をけん引する雰囲気に歯止めをかけたいとしたものです。

 分譲価格上限制が拡大されれば、
民間マンションも地方自治体の分譲価格審査委員会で分譲価格が適当なものなのかについて審査・承認を受けなければなりません。公共宅地マンションのように地価が政府が決めた基本型建築費に加算経費を追加する方式で分譲価格を決めることになるため、従来より分譲価格が大きく下がることになります。

 こうした政府方針は、
短期的には住宅購入需要者を誘い、既存の住宅売買価格を下げるなどの効果が期待できます。しかし、分譲価格上限制が根本的に価格安定対策になるとは考え難いのです。「ロトマンション」と言われた2006年の板橋(パンギョ)新都市分譲の例からも分かるように、最初の分譲価格が安くても、マンション価格は、教育や交通など住居環境が反映された周辺の相場に応じて上がる可能性が高いです。分譲価格上限制の拡大実施は、そこを狙う投機需要を刺激することになりかねません。

 再建築事業の収益性悪化が中長期的な供給不足を招き、不動産市場を不安定化させる可能性がある点も問題です。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権下の2007年にも分譲価格上限制が民間宅地に拡大実施されましたが、3年後に民間マンションの供給が13万戸以上も激減したことがあります。直接利益を上げにくくなった建設会社が採算を取るために設計や施工の経費を削り、住居の質が下がる恐れも大きくなります。

 さらに政府は、すでに管理処分計画の認可を受けているソウル江南(カンナム)の再建築マンション団地を狙って、分譲価格上限制の適用時期を管理処分認可から入居者募集公示に修正しようとしていますが、これは
政策への信頼の下落と遡及立法で財産権を侵害するという憲法違反の危険性が避けがたくあります。

 分譲価格を無理に下げようとする政策は、
市場の流れを逆らうものとなり限界と副作用が明白です。人為的に上限を規制するよりはソウル江南地区に集中する不動産市場の需要を認めた上で、これを分散させて吸収する手立てを模索することの方がより重要です。また相場差益を狙う投機行為をしっかり取り締まることで実需要者が被害を被ることがないようにするべきです。」

 以上が東亜日報の記事の概要です。日本でも、
一般サラリーマンの払える価格をはるかに超える水準で高騰する23区新築マンションに、「もっと政府や自治体が価格上昇を規制すればいいのに」と私も何度も思ってきました。しかし、それには副作用があることも明らかで、本記事はその内容をわかりやすく提示してくれました。

 上記記事で指摘されているのは、


・ 分譲価格が安くても、中古市場で高騰する可能性が高い。
・ 中古市場での利益を狙う投機需要を刺激する。
・ デベロッパーの収益が悪化し、供給が激減する。
・ 採算を取るためにコストを削り、住居の質が下がるおそれがある。


 マンション分譲は経済活動である以上、利潤の連鎖で歯車が回転を続けているわけです。この回転を突然人為的に止めると、これに乗って回っているデベロッパー、建築会社、それらの下請会社、販売代理事業者、購入者が皆倒れてしまいます。

 さらに、倒れるだけでなく、今度は今まで回転してきた分、
元に戻ろうとする力がはたらき(フックの法則)、逆回転を始めます。上記の4点が互いに悪影響を与えながら、負の連鎖で収縮を開始し、経済全体に深刻な被害を与えることになります。強制的な抑制策は、人間の感情的な暴力と同じで、決して良い結果をもたらさず、後悔しか残しません

 一方で、そのような
衝動を呼び起こさせるのも無理からぬところがあり、需要があるとみるや価格を限界まで吊り上げるデベロッパーの所作も嫌というほど見てきました。住宅は公共財であることをデベロッパーも認識しなければならず、原価には適切な利潤を乗せるべきですが、必要以上に利潤を追求すべきではないのです。

 出張先でBBCを見ていたら、
ルワンダではシロサイが角目当てに乱獲されて絶滅し、ヨーロッパの各動物園からシロサイをわざわざ輸送し、再度保護区で繁殖させていこうとするニュースが流れていました。度を過ぎた利潤追求は、自らの市場をつぶしてしまうということ、これも経済活動のイロハであり、デフレ下に近い日本におけるマンション分譲価格の必要以上の高騰は、ある意味自殺行為に近いのではないかとも感じています。

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| ノウハウ・経験談 | 19:17 | comments(0) | trackbacks(0) |